地元愛知県で港の朝市と伊勢湾を眺めながらの温泉小旅行
各地の温泉を巡っていると、その地の名物や産物に出会うことがあります。中でも、一般向けの朝市は、産地ならではの新鮮なものが手に入るだけでなく、ご当地でしか流通していないものもあり、とても珍しい産物をお目にかかることもあります。
今回は、地元愛知で港の朝市に出かけたついでに、伊勢湾を見渡すことができる温泉に浸かってきました。
休日に愛知県師崎漁港を目指して
土曜でガラガラの名古屋高速
いつも遠くの温泉に出かけるときは、夜の3時に出かけることが多いのですが、今回は地元愛知県内と言うこともあり、朝はゆっくりとした時間に出かけます。
今回は、愛知県の知多半島先端にある師崎漁港に行ってきました。
愛知県は、三河湾と伊勢湾の二つの湾があり、豊かな漁場となっています。今や愛知県産のトラフグの水揚げ高は、本場下関に匹敵するほどとなっています。
師崎漁港へは、名古屋高速と知多半島道路を使って所要1時間ほどの小旅行となります。それにしても、平時なら渋滞する名古屋高速も土曜の休みとなるとガラガラ状態で、とてもスムーズに走ることができます。
師崎漁港の朝市
港の朝市
師崎漁港は、知多半島の先端に位置しており、愛知県でも最南端の場所にあります。緯度的には三重県の鳥羽と同じ位置ですが、ヤシの木が植えてあり南国ムードが漂ってきます。
師崎漁港朝市
今回のお目当ての師崎漁港朝市は、水曜以外(水曜が祝日の場合は開催)の朝8時から正午まで、師崎漁港で開催されています。
師崎漁港で水揚げされた新鮮な魚介類が格安で販売されるほか、地元の民宿などのお店が自慢の料理や干物を販売しています。
この日は、カサゴやアジ、カレイなどがカゴに盛られて1000円で売られていました。また、名物の大アサリやサザエが6個も入って、これまた1000円です。
カゴ盛1000円
訪れた日は土曜でしたので、漁はお休みでしたので鮮魚が少なめですが、漁のある平日を狙ったほうが、もっと沢山鮮魚が並ぶようです。
師崎の名物といえば、とらふぐですが、残念なことにこの日は並んでいませんでした。代わりに、今が旬のアナゴの煮付けが売られていました。
アナゴはあまりスーパーで見かけることは少ないのですが、とても柔らかく癖がないので何匹でも食べられます。
地元鮮魚卸で直接買い付け
赤羽商店
港朝市では、伊勢湾産のアナゴとタコの煮付けを購入し、地元の鮮魚卸店の赤羽商店さんへ行くことにしました。
赤羽商店さんは、旅館や民宿などに鮮魚を卸している仲買さんですが、何と!一般にも小売してもらえます。ただし、スーパーのように買った鮮魚を処理してもらえませんので、自分で処理できる自信があることが前提となります。
立派なとらふぐがありましたが、自分はとらふぐを処理できる資格がありませんので、販売はしてもらえませんでした。
朝市で売られていた大アサリやサザエよりも2倍以上ある大きさのものが目に付きました。おじさん曰く、スーパーでは絶対にお目にかからない特大品で、サザエはお刺身にできるそうです。
と言う事で、2キロ級特大サザエと特大大アサリを購入することにしました。
2キロ級特大サザエ
名物のワタリガニは、時期はずれでありませんでしたが、これまた特大車えびが威勢よく泳いでいるのを見つけ、10匹で4000円でしたが、築地では1匹3000円で取引されている上物の地元産車えびだそうです。
まるは食堂うめの湯で温泉
まるは食堂本店
愛知県民なら知らない人はいない、特大エビフライが有名なまるは食堂さんで温泉に入ることにします。
できれば、食事もしたいのですが、土日は2時間以上待たなくてはいけませんので、今日は温泉だけにします。
ちなみに、まるは食堂さんはセントレアや東京にも支店をだしていますので、機会があれば是非名物の特大エビフライをご賞味あれ。
うめの湯
うめの湯は、まるは食堂に併設されており、日帰り入浴も可能です。
うめの湯の由来は、まるは食堂を一代で築き上げた、創業者のうめさんの名前からきています。この温泉も、うめさんが生前に夢枕に温泉が出るお告げがあり、ボーリングしたら本当に温泉が湧いて出てきた逸話が残っています。
伊勢湾を見渡すうめの湯
うめの湯は、内湯だけですが総ガラス張りで伊勢湾を見渡すことができます。そして、温泉は少し茶色がかった強塩泉でほとんど海水濃度と同じ塩分濃度で、5分もたたないうちに額から汗が噴出すほど、よく温まる温泉です。
強塩泉のうめの湯
長湯がモットーの自分にとってはとても辛い温泉のひとつで、10分使った時点でギブアップです。
おわりに
三河湾を眺めながらドライブ
帰りは三河湾沿いに海岸をドライブしながら帰宅します。
今回は地元愛知県内での小旅行でしたが、観光が少ないと言われる愛知県ですが、知多半島をドライブしてみて、捨てたもんじゃないと感じました。特待サザエと大アサリは、焼いて頂きました。特大車えびは、家に帰ってもまだ威勢よく跳ねていましたので、そのまま踊り食いとなりました。
2016年2月15日