木曽川の清らかな流れが見られる「国宝犬山城」!
愛知県犬山市にある国宝犬山城。
名古屋から電車で30分ほどの名鉄犬山駅から、徒歩15分ほど歩くと犬山城下に到着。犬山城まで続く街道はゆったりとした時間が流れています。犬山の名物「味噌でんがく」などの串ものを味わいながら、国宝と城下町散策をしてみましょう。
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犬山城までまっすぐ続く城下町の街並み
犬山駅西口から400メートルほど西に歩き、「本町」交差点を右折すると、犬山城までまっすぐ伸びる、城下町の風情が感じられる街道筋に到着します。道路わきに電柱もないので江戸時代さながらの風景がご覧になれますが、さすがに現代ですので交通標識や自動車などは仕方ありません。
このエリアは明治時代から伝わる犬山の郷土料理「でんがく」や、一風変わった串もの料理が味わえる店が点在しています。多くのお店でテイクアウトが可能ですので、犬山城へ向かいながら、ひそかなブームの串物グルメが楽しめます。
いよいよ到着 国宝犬山城 ♪
入場券を手に門前に到着。入口で犬山城のパンフレットを受け取ったら、いよいよ国宝犬山城の中へ入ります。
入るとすぐにボランティアスタッフさんが数名いらっしゃいます。自分のカメラでの写真撮影をしてくれますので、犬山城をバックにした写真を気軽にお願いできますし、犬山城のガイドもしていただけます。
三層四階望楼型複合式天守
天守の高さは19メートルあり、天文6年(1537)に建てられたと言われています。
小牧・長久手の戦いの際は、あの豊臣秀吉もこのお城に入り、南の小牧山に陣を敷いた徳川家康と戦いました。昭和10年に国宝に指定された犬山城は、長年個人所有のお城だったのですが、平成16年より犬山市が管理することになったそうです。
城内の急階段は手すりがあってもこわい…
犬山城には大阪城や名古屋城のようなエレベーターはありません。急こう配の階段がいきなり現れます。上りと下りが分けられているとはいえ、荷物を持ちながらの上り下りは緊張します。
入り口で脱いだ靴は袋に入れて自分で持ち歩く必要がありますし、廊下や階段は靴下ではとてもすべりやすく、転倒の危険もあるのでご注意を。
天守からは清流「木曽川」の眺望が最高
苦労して上った天守からは、360度全方向の風景がご覧になれます。南には小牧山城や、遠くには名古屋駅のビル群、西には岐阜城金華山、北は岐阜県各務原市の温泉旅館、東には成田山名古屋別院などの建物が見られます。
愛知と岐阜の県境となっている清流木曽川では、夏から秋にかけ「犬山うかい」が開催されています。水面を照らす幻想的なかがり火と、ライトアップされた犬山城は犬山を代表する夏の風景です。
2015年9月1日