飛騨小坂の滝めぐりと秘湯「濁河温泉」

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岐阜県飛騨地方にある下呂市小坂には、数多くの滝が点在しており、体力や年齢に応じた滝めぐりコースがたくさん用意されています。今回は標高1800メートルに位置する「仙人滝」と、御嶽山のふもとに湧く秘湯「濁河温泉」をご紹介いたします。

濁河温泉へのルートは険しい山岳ルート

濁河への道

岐阜県下呂市小坂町にある濁河温泉へは、岐阜県からと長野県からのアクセスがありますが、今回は美しい山並みのパノラマが続く岐阜県からのアクセスを選択。名古屋から国道41号線を2時間少々走ると、日本三名泉にも数えられる「下呂温泉」で有名な下呂市に到着します。濁河温泉はこの下呂市にあるのですが、まだまだここから長い道のりが待っています。

長く走ってきた国道にお別れをし、ここからは御嶽山方面に向かう山岳ルートに入ります。噴煙を上げる御岳山がどんどん近づいてきますが、御岳パノラマラインと呼ばれるこの道路は、御嶽山の眺望だけが見どころではありません。眼下に広がる常緑広葉樹の美しさも圧巻です。途中にある展望台では、どこまでも続く山並みに目を奪われることでしょう。

「仙人滝」をめざし散策開始♪

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長いドライブを終え、濁河温泉まで到着したら御嶽山登山口より「仙人滝」を目指します。整備された登山道で比較的歩きやすいですが、急な坂などもあるため慎重に歩を進めます。登山口から15分ほど歩くと、涼しい風が感じられてきます。このひんやりとした空気を感じたら、「仙人滝」はもうすぐです。

どこからか温泉臭が・・・

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川が見えてきました。とても美しい川ですが、このあたりは温泉臭、つまり硫化水素の臭いがします。川の水からこの臭いがするのか、あたり全体に臭いが漂っているのかわかりませんが、秘湯「濁河温泉」の近くにいるんだということが実感できます。

木で作られた小さな橋が見えてくると「仙人滝」はもうすぐです。手製の橋ですが頑丈にできていますので、大きく揺れたりすることはありませんが、混雑時にはひとりずつ譲り合って渡ってくださいね。この手製の木橋を渡ると右手前方に「仙人滝」が見えてきます。

落差30メートル「仙人滝」に到着

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水量が豊富な「仙人滝」は、御嶽教信者が滝に打たれて修業をしたことが名前の由来になっているそうです。水量豊富な滝は落差30メートル。滝壺近くまで近づけますのでマイナスイオンをいっぱい浴びてみてください。夏場は水しぶきがかかりとても涼しく感じられます。

「仙人滝」手前には苔むした小さな滝も見られますし、原生林の遊歩道には溶岩の間にヒカリゴケも見られます。ぜひ見つけてみてください。

「濁河温泉」でドライブの疲れを癒します

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「仙人滝」からさらに15分歩くと「白糸の滝」、さらに10分歩くと「緋の滝」があり、1時間少々の散策で滝めぐりができます。滝めぐりが終わり、疲れた足や体を癒すのには「濁河温泉」のお湯が最高です。各旅館が日帰り温泉を受け付けているほか、源泉かけ流しの足湯を無料で提供してくれる旅館もあります。

 

「濁河温泉」には、JR高山本線の下呂駅や高山駅から有料のシャトルバスを運行している旅館もあります。また、夏休みはJR中央本線の木曽福島駅からの路線バスも運行されています。いっぽう冬場は豪雪地帯のため、スタッドレスタイヤやチェーンは必携の地域。車で15分の「チャオ御岳スノーリゾート」も冬期夜間は道路が閉鎖されます。

 

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2015年9月7日

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