明石海峡大橋をじっくりと見学できる「舞子公園」♪
淡路島と本州とを結ぶ「明石海峡大橋」は、四国と関西を結ぶ大動脈「神戸淡路鳴門自動車道」の一部を担っており、今日の物流において欠かすことができません。しかし世界最長の吊り橋として有名なこの「明石海峡大橋」。利用することはあっても観光で訪れる人はそれほど多くありません。今回はそんな「明石海峡大橋」のある舞子公園を中心に、おすすめスポットをご紹介しましょう。
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主塔間距離1991メートル 世界一長いつり橋!
「明石海峡大橋」は主塔間距離(主スパン長)が1991メートルもある世界最長の吊り橋です。全長は3911メートルありますが、もともとは3910メートルの予定で建設をスタートしました。ところが1995年1月に起きた阪神淡路大震災による地盤のずれから、全長が1メートル長くなってしまったとのこと。震災の影響は受けましたが、事故死者ゼロで建設された日本が誇る巨大建造物です。
そんな「明石海峡大橋」を間近で見られるのが、兵庫県神戸市にある「舞子公園」。本州と四国を結ぶ高速バスの多くが止まる「高速舞子」バス停からも歩いて5分ほどの場所にあります。昼間は橋の大きさに圧倒され、夜にはライトアップされた美しさに目を奪われます。
重要有形文化財「移情閣」
「舞子公園」には、八角形の外観が目を引く「移情閣」という建物があります。この建物は、かつてこの地を訪れた中国の革命家「孫文」に関連する資料を展示する「孫文記念館」として利用されています。建物自体は大正時代に神戸の貿易商が建てた別荘で、日本に現存する最古のコンクリートブロック製建造物となっています。
「明石海峡大橋」のことがよくわかる「海上プロムナード」
「舞子公園」のメインスポットは、「明石海峡大橋」の体験型展望施設「舞子海上プロムナード」です。建物1階には「明石海峡大橋」についてのDVDが流れており、建設工事の様子などが詳しく紹介されています。
エレベーターで上がると海面からの高さ47メートルの回遊式遊歩道(プロムナード)が現れます。陸地から海峡へ150メートルほど張り出したプロムナードは全長約300メートルほどあり、展望ラウンジやレストラン、お土産店などが並びます。
思わず足がすくむ丸木橋
プロムナードの一部には、明石海峡が真下に見えるスリリングな丸木橋が置かれたポイントがあります。スリルを味わいたい人は、木の上やガラスの上を歩いてみてください。足がすくむほどの高さが実感できてなかなかスリリングですよ。
ブリッジワールドツアーは高所恐怖症の人はおすすめしません
期間限定で行われるツアーのひとつに「ブリッジワールドツアー」というものがあります。4月から11月の木・金・土・日・祭日に開催されるこのツアーは、格子状になった橋げたを歩き、海上約300メートルの位置にある「明石海峡大橋」の塔頂に登るツアーです。中学生以上の健康な人のみが参加でき、飲酒している人は参加できません。(酒気帯びの疑いがある方はアルコールチェックがあります)
行程2キロ、約90分のスリリングなツアー
係員の案内で主塔まで歩く参加者のみなさんは、全員ヘルメット着用です。真下は明石海峡ですので、船が行き交う様子を真上からご覧になれますが、格子状の管理路はシースルー。真下を見る余裕はないかもしれません。高いところが平気な方はぜひ参加してみてください。
⇒明石海峡大橋に最寄りの兵庫の朝来・神崎エリア着の高速バスはこちら
2015年9月10日