あの「ラストサムライ」もやってきた!?姫路の巨大パワースポット、円教寺を目指し書写山を駆け上ります!!
西の比叡山と呼ばれ古くから僧侶の修行場とされてきた、書写山・円教寺。山上に広がる建築群のスケールに圧倒され、漂う空気には厳かなものを感じます。
さらに近年では数々の映画やドラマのロケ地としても知られており、姫路城観光と併せて海外から訪れる方も多い様です。そうした様々な分野で注目を集める書写山・園教寺を今回はハイカーの視点でご紹介します!!
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円教寺への玄関口
鉄道各線・姫路駅からバスで書写山・円教寺へ向かうことができます。姫路市北西部にある書写山山上にある円教寺へは山麓からロープウェイで向かうコースと1時間ほどの登山コースがあります。
さすが、西国27番札所とされていることもあり、ロープウェイの駅周辺は多数の観光バスと多数の参拝者で賑わいます!!
15分ごとに発車するロープウェイ。押し寄せる乗客の波の合間に撮影。これに乗れば書写山山上へは4分ほどで到着できます!!
しかし、まだ天気の良い上りは徒歩でと決めていたこともあり、窓口の方にハイキングコースの入り口をたずね、田畑・住宅地を抜け、山上への登山口から上り始めます!!
ハイキングコースを駆け上る
登山口からしばらくコースを進むと視界が開け、姫路市街を見渡せるビュースポットにたどり着きます。この見晴らしであれば純白の姫路城が見えるはず!!と思い、しばらく探しましたが見当たらず。地図で地形を見てみると、どうやら正面に見える山の陰に隠れてしまっているようで見つけられませんでした。残念…(笑)
この登山コースは参拝路とされていることもあり、比較的上りやすく、またすれ違う方からは「ごくろうさま」と声をかけられます。日課にされているのか、早朝からお参りになられたのでしょうね。
そしてやはり修行場として開かれた山でもあるためか、所々にある石碑や道標などもそうした雰囲気を漂わせています。また露出した岩肌や苔むした山肌に茂る樹木、植物も独特の空気を感じさせます。どこか、広島にある霊峰・弥山と同じ様子がありました!!
そしてほぼ山上にたどり着いたところで展望所があり、同じく上ってこられた方たちとひと息つきます!!早く目当ての大講堂を見たい!!とハイペースで上がって来たため大分、息があがっていました(笑)
そして展望所を少し進むとロープウェイの山上駅があります。
山上駅からの眺めも良く、行き交うロープウェイを見学しながら持参した食料を広げ、しばらくランチタイム!!ちなみにこのロープウェイの山上・山麓駅の徒歩10分圏内にはコンビニはありませんでした。
これより円教寺境内へ
この仁王門より先が円教寺の境内となります。
仁王門をくぐり歩を進めると、宿泊施設や精進料理を振舞われる料理どころ、さらには「弁慶のお手玉石」と呼ばれる大きな岩など名所に遭遇します。
諸説ありますが、「牛若丸と弁慶」として知られている武蔵坊弁慶もこの書写山で修行をしていた時期があるとされています。
書写の舞台、摩尼殿
京都・清水の舞台ほどの絢爛豪華さはありませんが、京都、丹波の清水寺と同じ舞台づくりの建築であり、その重みある存在感には歴史を感じさせられます!!
舞台からは緑に覆われた円教寺の敷地が見渡せます!!
播州の国・姫路とゆかりのある武将、黒田官兵衛も秀吉率いる本陣をこの円教寺に構えたことで知られています。その当時、苦境に立たされていた戦国武将たちの心境はどのようなものだったのでしょうか。
書写の三堂のひとつ、総本堂・大講堂
そしてついにたどり着きました!!円教寺の総本堂でもある大講堂と食堂(じきどう)、常行堂から成る三堂はトムクルーズ主演「ラストサムライ」や大河ドラマ「軍師 官兵衛」に登場しました。今後も放映される予定がある国内外の映画でもロケ地とされた様で、どのシーンで見られるか楽しみです!!
この大講堂の前に立つと、トムクルーズと渡辺謙扮する勝元との対話シーンが脳裏に浮かびます(笑)
他にも勝元の屋敷として撮影された廊所もありました。
さらに境内には歴代の主たる姫路城主の墓所もあり姫路の由緒ある寺院であることが感じられました。
そしてひと通り境内の建築群や展望所を堪能し、下りの道のりは4分間の空中散歩、ロープウェイを利用しました!!
旅行のススメ
近年では観光地での名所を観たり名物を食べたりに加え、体験とご当地を深く知るという目的も加えて訪れる人々が増えている様です。それに同調してこの書写山では歴史発掘ハイキングが楽しめますよ(笑)
ぜひ、世界文化遺産でもある国宝・姫路城と併せての姫路観光を計画されるのはいかがでしょうか!?
参考サイト
⇒園教寺に最寄りの兵庫・朝来・神崎エリア着の高速バスはこちら
2015年10月2日