ミナミの本拠地・難波!最も大阪らしく、活気に溢れた街を散歩~その1
心斎橋から難波へ
以前、大阪の心斎橋について書きました。大阪には、キタ(梅田=大阪駅周辺)とミナミという二大繁華街があり、心斎橋はミナミに属します。
地下鉄御堂筋線の心斎橋駅から、アーケードのある心斎橋筋商店街に入り、そこから南の方へ歩いて行くと、やがて難波に辿り着きます。この心斎橋から難波に続く一帯をミナミと呼ぶのです。心斎橋から難波までは地下鉄で1駅ですが、歩いて行く人が多いですね。色々な店があるので全く飽きず、また人の波が絶えません。
最も大阪らしく、そして活気に溢れるミナミ。今回は心斎橋の南限から難波の中心部へブラブラ散歩してみましょう。まず、心斎橋筋商店街のアーケードが途切れると、そこは戎橋です。この辺りが心斎橋と難波との境目と言ってもいいでしょう。
心斎橋筋商店街から出た所、大勢の人が行き交う戎橋付近
戎橋の下には道頓堀川が流れており、船も運行されています。大阪観光の際は利用するのもいいでしょう。ミナミの街を下から眺めるという、普段はお目にかかれない風景を味わえます。
道頓堀川を航行する船
定番のグリコ&かに道楽
戎橋といえばナンパの名所で、通称「ひっかけ橋」と呼ばれていましたが、今ではどうなのでしょう? また、阪神タイガースが優勝した時などに、道頓堀川に飛び込む人が大勢いたのもこの戎橋です。
そして、戎橋で有名なのは、なんといってもグリコの看板です。テレビで大阪を紹介する時に必ず映し出される、ベタすぎるスポットです。
大阪の象徴的スポット・グリコの看板
グリコの看板を出したからには、もう一つのベタすぎるスポットも紹介しなければなりません。そう、かに道楽の動くカニです。冬の料理の王様・カニ料理を1年中味わえる店で、今や東京をはじめ関西以外にも店舗を構えますが、やはり道頓堀本店を見ないわけにはいかないでしょう。
というわけで、ベタすぎてあまり気が進まないのですが(笑)、これが目当ての観光客も大勢いることですし、かに道楽の道頓堀本店のカニも載せましょう。なお、かに道楽の道頓堀本店は、戎橋を渡った左角にあります。
異人さんの観光客も、かに道楽の動くカニをバックに記念撮影
もう一つ、戎橋から見える名物がありました。ドン・キホーテの観覧車です。しかし、こちらは残念ながらもう動きません。ただ、今でも戎橋から見ることはできます。
今は もう 動かない ドンキの観覧車~♪
「食い倒れ」の本拠地・道頓堀
かに道楽の角を左に曲がって、ちょっと寄り道しましょう。大阪は「食い倒れ」と呼ばれるぐらい食の本場ですが、その中枢部と言えるのが道頓堀です。
そして、その名もズバリくいだおれという店が、かに道楽のはす向かいにありました。あの黒縁メガネで太鼓を叩くお馴染みの人形「くいだおれ太郎」があった店ですね。しかし残念ながら数年前に閉店しました。
でも、大阪が「食い倒れ」の街ということに変わりはなく、フグのづぼらやや酒房のたよし、がんこ寿司など、大阪人にはCMでお馴染みの店が道頓堀にズラリと並んでいます。
そして、かに道楽の道頓堀本店の先を見るとまだ、かに道楽が見えます。実はその先にも、かに道楽がもう1店舗あり、つまり歩いて行ける1本の道沿いに、かに道楽が3店舗もあるのです。
これをポリシーと取るかムダと見るか、それはアナタ次第(笑)。でも、大阪商人がムダなことをするわけがないので、3店舗とも儲かっているのでしょう。
飲食店が立ち並ぶ道頓堀。手前だけでなく遠くの左側にも、かに道楽が見える
心斎橋筋から戎橋筋へ
では、戎橋に戻ってみましょう。おや、心斎橋筋商店街を出てから随分経つのに、まだ戎橋周辺をウロウロしています。それだけ、道頓堀は魅力的ということでしょう。
次回はいよいよ、戎橋筋を歩いて難波のド真ん中へ潜入したいと思います。
戎橋を過ぎると戎橋筋の入口。そこには「なんば」の文字が
2017年1月13日