日本初の世界遺産「白神山地」。太古の歴史のオススメ5選。
最近、世界遺産の話題が多くなっています。
日本で初めて1993年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されたのは、「屋久島」と「白神山地」。
白神山地が世界遺産になった理由は、ほとんど人の手が加えられていない広大なブナの原生林が、世界でも珍しいエリアだからです。
そこで、今回は「白神山地」のオススメを5つ紹介いたします。
1.白神岳(しらかみだけ)
白神山地の中では2番目の高さを誇る白神岳。標高は1235m。標高は高くはありませんが、天候の移り変わりが激しい山です。登山コースは大きく分けて2つあります。一つは「マテ山コース」。初心者向けに開設されたので、初めて登山をされる方でも楽しめます。2つ目は「二股コース」。昔からある登山コースであり、健脚な人でないと走破するのは難しいかもしれません。
見所は湧き出る美味しい水。マテ山コースは水筒がいらないと言われるほどです。
2.十二湖
青森県側の西部に位置する33の湖沼のことを指します。崩山(くずれやま)の大崩(おおくずれ標高694m)という場所から見ると、12の池に見えることから、十二湖と呼ばれるようになりました。
見所は青池。まるで青いインクを垂らしたかのようなグラデーションが美しい池です。未だに、なぜ青いのかということは解明されていません。陽が差した池の美しさに、訪れた人は感動すること間違いありません。
3.二ツ森
秋田県藤里町と青森県の県境に位置する、標高1086mの山。二ツ森登山道入口(標高920m)までは車で行き、そこから歩いて5分で世界遺産地域に入ることが可能。その登山道から約1時間ほど歩くと、山頂に着きます。簡単に頂上まで登ることができ、そこから世界遺産登録域を一望できます。360°の大パノラマは圧巻です。
4.暗門の滝
青森県西目村にあるトレッキングスポット。3つの滝からなるトレッキングコースは観光客に大人気。約3時間のトレッキング中に、第三の滝、第二の滝、第一の滝の順で3つを巡ります。第三の滝まででしたら、約30分で行けるお手軽コースです。
注意していただきたいのが、滝まで足場が組まれる時期です。6月下旬以降が通例ですが、残雪や水量によっては通行止めになって、遅れることもあります。行く前に確認することをオススメいたします。
5.マザーツリー
津軽峠からほど近い場所にある、推定樹齢400年のブナの巨木です。ブナの樹齢が約200年ですので、マザーと呼ばれるのもうなずけます。
幹周りは4.65m、胸高直径1.48m、樹高30m。白神の象徴として、今なお現存しています。
いかがでしたか。世界遺産をより楽しむためにも行く場所を決めておくと計画的に行動できます。行き当たりばったりではなく、計画的な旅にして、白神山地の自然を楽しみましょう。
2015年7月23日