商売繁盛を熊手に願掛け!新宿の名物、花園神社の「酉の市」
酉の市って?
関東に来てびっくりしたことの一つに、この酉の市というお祭りがあります。11月に3回「いちのとり、にのとり、さんのとり」と熊手が販売される大規模なお祭りが、都会のど真ん中で行われるのですから、田舎者だった当時の私は東京にとても親近感がわきました(笑)
このようにもはや熊手の原型をなしていないほど豪華な装飾が施されたものが見上げるほど積み上げられています。
雰囲気が楽しい
ここは新宿の花園神社。浅草よりはやや小規模ですが、アクセスが良いので私は好きです。
この大きいサイズだとけっこう高価ですが、誰かが購入すると販売しているおじちゃんたちが願掛けとして手締めの掛け声をかけてくれます。これがなんとも江戸って感じですごく新鮮!お祭り好きの九州人としては、わくわくが止まりません(笑)
観光客などにはこちらの小さなサイズも人気。売れ筋の相場は1万から5万ほどだそうです。
今年はさんの酉の前夜祭に参戦。前夜祭と本祭で続いているので、前夜祭は夜通し飲みを楽しむことができます。屋台の数もすごいです。お祭りってだけでテンション上がっちゃいますよね。
焼き鳥やイカ焼きの匂いに、甘い人形焼の匂い。それにおじちゃん酒臭い感じやタバコの匂い。普段は嫌だけど(笑)お祭りのときはそれがないと雰囲気が盛り上がりません。
バコンっと大きな音がするので、振り返るとこんな風景が。年末のお守り処分みたいですね。皆、惜しみなく投げ入れてました。
お祭りの雰囲気を楽しんだら、飲んだり食べたり。
新宿の花園神社が好きな理由は、アクセスの他にも屋台の良心的な値段設定です。ビール片手に好きなおつまみを買って食べるのは絶品。寒くなってくる11月下旬でも、寒さなんて気にならなくなります。夜風が気持ちいいほど。
お札を髪に挟んでいるお店のお姉さん。威勢の良い声が響き渡る屋台通りは、酔っている人も多いけれど人間観察も楽しいです。さすが新宿という感じでサイケデリックな格好をした名物おじさん(ローカルでは有名らしい)なんかも見ることができたり。
せっかくなので、お参りして帰ろうと思ったのにこの列。さすがですね。よく芸能人なんかも写真をアップしているのもこの場所が多くて、通りすがりにいることも。これだけ人がいたら進むのも大変です。
酉の市は都内では複数の神社で行われていることもあり、それぞれの地域の楽しみ方がありそうですね。一足先に、年末年始のお参りをした気分になりました。
2015年12月2日