怖いけど絶景!青森県二戸市の「男神岩」
高さ180mで周囲に遮るものは何もない崖の上。それが岩手県二戸市にある男神岩です。身を守るための物は一切ない状態で、切り立った岩場を通り、岩の先端に立つことが出来ます。その景観はお見事です。
奇岩の男神岩と女神岩
平成18年度には鳥越山を含め史跡名勝天然記念物に指定されているのは男神岩・女神岩(おがみいわ・めがみいわ)の二つです。男神岩・女神岩は夫婦岩とも言われ、夫婦岩としての規模は「日本一」と言われます。男神岩は直下の馬淵川から180m、女神岩は160mとなっています。写真の左が男神岩、少し離れた右が女神岩です。今回は男神岩の紹介です。
岩までの道のり
夫婦岩までは新幹線が止まる二戸駅から歩いて行くことが出来ます。周辺は散策コースとなっているのです。また、山道の入口までは車で上がって行くことも出来ます。岩場へ向かう手前に展望台があり、そこまでは車で上ることが出来ます。
山道を進む
展望台から山道を下り、右折して男神岩に向かうことが出来ます。右折をせずに直進すると、女神岩に抜けることになります。二つの岩の間は約300mあります。
このような道も
この先は崖で、何もありません。また、木の根がある場所、岩場を上がらねばならない箇所もありますので、くれぐれも足もとには注意しましょう。
恐怖の崖
いよいよ男神岩の上に向かいます。その途中で通らねばならない場所ですが、このように道幅は数mも無い上に、道の中央付近に松の木が生えており、どちらかの狭い道を通らねばなりません。繰り返しますがここは約180mの岩場なのです。そして両側は崖になっていますので、十分にご注意下さい。
男神岩の上
小さな祠があり、その手前が岩場ではあるものの少し開けた場所が、男神岩の先端部分となります。
前方、左側の奥には大崩崖と呼ばれる場所があり、海底隆起で出来た地層が何層にもなっている様子が分かります。この地域は、馬仙峡と呼ばれています。約2億年前の太古は海の底でした。海底火山の爆発が繰り返され、長い年月をかけて隆起が起こったのは約700万年前。二つの岩は、その頃に形成されたのです。
なお、この辺りは突風が吹くこともありますので、安全にはくれぐれも注意をしましょう。
最後に
いかがでしたか? ちょっと怖い道のりがありますが、先端付近では大迫力の中で見事な景観を楽しむことが出来ます。これを機会に、岩手県二戸市「男神岩・女神岩」に足を運んでみませんか?
二戸市観光協会
http://ninohe-kanko.com/
2016年6月27日