甲子園歴史館へ行って、日本野球の源流を探ろう!

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聖地にある歴史館

兵庫県西宮市甲子園町1番82号。ここに日本野球のメッカ・阪神甲子園球場があります。野球をやる人なら誰しもがこの球場に憧れ、この球場の土を踏みたい、と思うものです。

甲子園球場が誕生したのは1924年(大正13年)8月1日、今年(2016年)で92歳になる、日本に現存する最古の球場です。日本の野球は甲子園と共に歩んできたと言っても過言ではないでしょう。

圧倒的な存在感を誇る阪神甲子園球場
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そんな甲子園球場の内部には、甲子園歴史館があります。まさしく日本野球の歴史を伝える博物館です。

今回は甲子園歴史館をご紹介します。なお、インターネット上に館内の写真を掲載することは禁止されているため、展示物の写真紹介はできませんが、そこはご容赦ください。

数々の名勝負を生み出した高校野球

甲子園球場といえばなんといっても高校野球です。春のセンバツと夏の選手権、年に2度の全国大会が行われます。

甲子園歴史館には高校野球ゾーンがあります。ここでは甲子園で活躍した高校のユニフォームや記念ボール、過去の優勝旗などが展示されています。

そして何よりも、「箕島×星稜」「横浜×PL学園」「早稲田実業×駒大苫小牧」など、甲子園で繰り広げられた名勝負がVTRで流れているのです。また、名勝負コーナーでは座席に座ってゆったりと過去の名勝負を見ることができます。

夏の高校野球決勝戦で超満員になった甲子園球場
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猛虎・タイガースも盛りだくさん

いやいや、甲子園ゆうたら阪神タイガースでっせ、というそこのアナタ、もちろん阪神タイガースゾーンもあります。こちらでもタイガースの数少ない優勝決定シーンなど、高校野球とは一味違うプロ野球の高度な試合を映像で堪能できます。

もちろん、過去の名選手のユニフォームやチャンピオン・フラッグなども飾られており、また現在は撤去されたラッキーゾーンのフェンスなども展示されています。

阪神ファンで超満員のアルプススタンド
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アメリカン・フットボールも忘れないで!

甲子園球場は単に野球の聖地というだけではありません。アメリカン・フットボールにとっても聖地となっています。

毎年12月に、アメフトの大学日本一を決める甲子園ボウルが行われます。戦後間もない1947年から始まったこのボウルゲームは、日本のアメフト史そのものと言えるでしょう。

特に東の日本大学と、西の関西学院大学とのライバル関係は「赤青の対決」と呼ばれ、甲子園ボウルを盛り上げてきました。

甲子園歴史館でも甲子園ボウルコーナーがあり、ユニフォームなどの展示はもちろん、名勝負の映像も流れています。

甲子園ボウルの名物カード、日大と関学大の「赤青対決」
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「3連発」のバックスクリーンへ

1985年に優勝したタイガースの伝説となっているのが「バックスクリーン3連発」。普段は絶対に入ることのできない禁断の場所ですが、甲子園歴史館に入場するとバックスクリーンに入ることができるのです(試合時および荒天時を除く)。

広いバックスクリーンから見る甲子園は絶景ですね。スコアボードの巨大さも改めて実感できます。

バックスクリーンの真下から見たスコアボード
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バックスクリーンから見た甲子園球場の全景
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まだまだ楽しめる甲子園歴史館

甲子園歴史館は単なる博物館ではありません。色々な楽しみもあります。

バックスクリーンの裏側には「まんがと甲子園」コーナーがあり、甲子園を題材とした野球漫画が壁いっぱいにパネルとなって紹介されています。

バックスクリーンウォークを越えたライトスタンド側のエリアには「甲子園ひろば」や「ドラフト体験コーナー」があります。

「甲子園ひろば」では、甲子園に関するクイズを楽しめます。「ドラフト体験コーナー」ではなんと、本物のドラフト会議のように、モニターに自分の名前が映し出され、希望球団に指名された気分になれるのです。写真撮影のサービスもあるので(カメラやスマホは持参)、ぜひ体験してみましょう。

「甲子園ヒストリー」では、甲子園球場が歩んできた歴史が紹介されています。

甲子園歴史館の入り口近く、レフトスタンド後方にある野球塔
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試合がある日もない日も甲子園歴史館

甲子園歴史館は試合がない日でも営業しています(祝日や試合開催日を除く月曜日が休館日)。営業時間は10時~18時(11月~2月は17時まで)となっています。

入館料は大人600円、4歳~中学生までが300円です。阪神本線の甲子園駅から徒歩約5分、甲子園球場の正面から左へ球場沿いに歩いて行って、レフトスタンドの16号門横に甲子園歴史館の入り口があります。

野球ファンやアメフト・ファン、あるいはそうでない人でも甲子園歴史館を訪れてみましょう。中に入ると全く飽きることがなく、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。

2016年6月14日

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