千葉県の房総半島最南端 野島埼で太平洋に囲まれる!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

房総半島は花々が咲き乱れ、新鮮な魚介類が豊富に獲れる、千葉県を代表する一大観光スポット。館山、鴨川、勝浦と有名な観光地も多いのですが、房総半島の最南端まで足を延ばす方は多くはないと思います。最南端の「野島埼」は、太平洋に突き出たまさに先端部分。まわりを海に囲まれる風景が圧巻の「野島埼」を、ドライブで訪れてみませんか。

日本の灯台50選にも選ばれている「野島埼灯台」

房総半島の最南端「野島崎」に着いて、最初に目に飛び込んでくるのは白亜の八角形の灯台「野島埼灯台」です。この灯台は日本の灯台50選に選ばれているだけでなく、国の登録有形文化財にも指定されている貴重な施設。また、全国でも数少ない観覧灯台になっているので、灯台の上まで自分の足で上ることもできます。

東京湾に出入りする船にとってはなくてはならない灯台で、今をさかのぼること140年以上昔の明治初期に、フランス人技師、ウェルニーによって建てられた歴史ある灯台です。この灯台について語るときには関東大震災や空襲を抜きにして語れません。建設当時レンガ造りだった灯台ですが、大正12年の関東大震災で倒壊、その後再建されるも、太平洋戦争の空襲で大きな被害を受けました。昭和21年に三たび再建され、現在の灯台の姿となりました。

IMG_20160331_092537

併設の灯台資料室「きらりん館」も訪れてみましょう

「野島埼灯台」併設の「灯台資料室きらりん館」では、「野島埼灯台」の設計者や歴史についての展示、現在の灯台の模型が飾られています。展示室の中央には大きな灯台のレンズが置かれていて、赤や緑に自動で点灯するようになっています。実際に使われていた灯台の器具の展示、コンピュータによるクイズなどもあり、お子さまでも楽しめる資料室です。資料室への入館は灯台への入館料に含まれていますので、灯台見学の前後にぜひご覧ください。

IMG_20160331_093737

房総半島の最南端を目指します

「野島埼灯台」の見学を終えたら、岬の先端まで歩いみましょう。芝生が広がる緑地公園のようになっていて、休憩ができる東屋や、芸術的なモニュメントなどもあります。潮風を受けながらゆっくり歩いていると、いよいよ「房総半島最南端の地」という碑が見えてきます。最南端の碑から、さらに岬の先の方に行けるようになっていますが、岩場を上るような場所もあるので、それなりの靴をはいた方以外はたどりつくのが難しいかもしれません。

IMG_20160331_094524

太平洋の大海原を独占できるベンチ

最南端の碑から岩場を上ると、そこには白いベンチが置かれています。太平洋の風景を独占してください、と言わんばかりの配置。ベンチに少々の錆があるのが少し残念ですが、雨風、潮風、海水に常にさらされるという過酷な場所にある以上仕方ありません。ベンチに座ってみると、遠方をゆっくりゆっくりと進む外国船と太平洋の荒波が一度に見られ、なんともリラックスできます。観光客が多い時期にはじっと座って景色を眺めるというわけにはいきませんが、人の少ない時間であれば、本当に絶景を独占できるスポットです。岬の先端にあるので、朝日も夕陽も美しく見られます。

IMG_20160331_094625

まるい水平線がはっきり見えるビュースポット

「野島埼」は、太平洋に突き出た岬ですので、視界360度のうちのほとんどが海。しかも港も湾もないので、じぶんがまるで太平洋に囲まれているような感覚になります。野島埼からは海中や海底を覗くように進むグラスボートも運行される(冬季運休)ので、海中を泳ぐクロダイなどが見られることも。お子さまは潮が引いた時の潮だまりで、磯遊びもできますよ。小魚や小エビ、ナマコが見られることもあります。

IMG_20160331_093438

房総半島へはアクアラインを使うと大変便利ですが、神奈川県の久里浜から出ている東京湾フェリーもおすすめ。渋滞知らずの快適な船旅はわずか40分と時間も短く、あっという間に房総半島の金谷まで運んでくれます。房総半島の観光はどうしても自動車が必要となりますが、フラワーロードなどのドライブに最適な道もあります。日ごろ、お車に乗らない方でも、安心してドライブが楽しめますよ。

おすすめ交通手段を探す

千葉発着の高速バス

千葉着の高速バス
千葉発の高速バス

2016年7月7日

カテゴリー

  • ディズニー夜行バスバスツアー
  • USJ 夜行バスツアー
  • 八戸観光

RSS

follow us in feedly

Copyright © AirTrip Corp. All Rights Reserved.