たてヨコオいしいコンニャク!群馬県の「こんにゃくパーク」で遊ぼう

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世界遺産「富岡製糸場」のある富岡市に南隣している群馬県甘楽町。その甘楽町にあるのが「こんにゃくパーク」で、地元のこんにゃく製造会社、株式会社ヨコオデイリーフーズが運営している一風変わったテーマパークです。勿論、企業PRの場としてオープンしていますが、中々ユニークだと多くの観光客が詰めかけています。

「こんにゃく」の魅力とは何かを探ってみました。

たてヨコオいしいコンニャク

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建物はビビットな彩色で地味なこんにゃくとは正反対にPOPです。

このこんにゃくパークの「たてヨコオいしい!」というコンセプトは、こんにゃくという食材が、タテ、ヨコ、丸、三角など様々な形があり、多様な料理をしても美味しいことをヨコオデオリーフーズが繋ぐという思いが込められています。また、カラフルなロゴマークは、親しみ、楽しさ、美味しさ、健康&美容の提供を表現しているのだそうで、ワクワクウキウキさせるロゴです。

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入口に向かうと記念撮影用のボードがあります。

云わずと知れた群馬県のスター中山秀征氏がこんにゃくパークのPR大使を務めていました。好感度抜群の方ですから、特にオバサマ世代には喜ばれていました。

いきなりお土産ですか

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入館して受付を済ませると、まず目に飛び込んでくるのがこんにゃく売り場。

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その量と共に種類の多いのに驚かされます。こんにゃくや寒天などは当たり前ですが、《こんにゃくカステラ》《こんにゃくパン》などと云われると、”怖いもの見たさ”の気持ちで思わず手に取りそうになること請け合いです。

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勿論、直売ですからリーズナブルなことは云うまでもありません。またワンコイン詰め放題などというイベントも開催されていますので、大量買いするにはよいですね。でも、大量に買うって…、一体!

無料がうれしいバイキング

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すぐお土産を購入と云う訳にもいかないですから、ここはもう少し楽しんでからにしましょう。

売り場の横には大変な行列ができています。何とここでは「こんにゃくバイキング」と称して無料でこんにゃく料理が味わえるのです。

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どのようなグルメが味わえるのか少しご紹介しておきましょう。

写真の右側は比較的オーソドックスなこんにゃく料理の煮物です。中央上が《こんにゃくスパゲティ》でナポリタン風です。その下が《こんにゃくカレー》と《こんにゃくのから揚げ》です。意外なことにから揚げはビールなどの酒に良く合いそうで、サッパリ感の中でそれなりのコクがあってこれはイケそうですね。

左側の上はお馴染の《田楽》で、下が《こんにゃくラーメン》です。あたかも新食感といった感じでラーメンもイケますね。これはダイエットに良いかもしれません。

この他にも所謂ゼリーを使用したスイーツなどもありますので、こんにゃくグルメの数々を味わってみてください。

流行の工場見学はマストです

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お腹も満たされたなら、今度は2階で工場見学をしましょう。

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記念撮影用のスペースを横目で見ながら、工場見学のゲートを通ってアプローチにむかいます。まずはパネル展示から基本的なこんにゃくの知識を知ることになります。

こんにゃくは「こんにゃく芋」と呼ばれるサトイモ科の植物の球茎から作られる加工食品です。こんにゃく芋の原産はインドシナ半島と云われ、その品種のほとんどが東南アジアに自生しています。ただし、こんにゃく造りには適さない種類も多いので、現在は品種改良により日本では「はるなくろ」、「あかぎおおだま」、「みやままさり」の三種で生産の97%を占めています。

このこんにゃく芋はとてもデリケートで、平均13度程度の気温が必要なので、露地栽培は宮城、山形県辺りが北限です。平成25年度でみると、こんにゃく芋の生産量ナンバー1は群馬県で60100トン、2位が栃木県の2130トン、そして3位が茨城県の690トンで北関東三県が占めています。それにしても群馬県の生産量は群を抜いており、何とシェアは91.9%とううほぼ独占状態で、こんにゃくの群馬県の意味がお判りになると思います。

次は基本的な作り方だけ知っておきましょう。

こんにゃくのプリプリ感は、こんにゃくに含まれる”マンナン”という食物繊維が灰汁というアルカリ性物質によって変化したものです。つまりこんにゃく芋を細かい粉にして石灰水を加えて型に流し込み、あく抜きをして完成と云う手順で、これは1700年代に茨城県の中島藤右衛門が発見した方法が基本的に現代に受け継がれているのです。

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基本事項を知って早速工場を見学しましょう。

工場のラインは、大別するとこんにゃく芋とこんにゃく粉から作る2種類の製造ラインがあります。日時に寄ってラインが停止していることもあるので、その場合はモニターでその製造過程を見ることができます。

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この日は特にシャワーの様に流して作る「白滝」の製造が面白かったですね。意外と知らないことばかりなので、中々興味深く見られます。

疲れたら足湯につかりましょう

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盛りだくさんのプログラムでちょっとお疲れになったら、最後は足湯を楽しむのはいかがですか。

ここでは甘楽町の名水100選に選定されている「雄川堰」の地下水を汲み上げて、パーク内の工場から出る蒸気でお湯を沸かし循環器で浄化して綺麗なお湯を提供しています。温泉ではないので効能はありませんが、疲れた体にはほっこり嬉しい足湯なのです。

そして、何とここには4種類5か所の足湯があります。

17メートルある長い「エメラルド風呂」では団体客でも大丈夫ですね。大理石風の四角い形の「アジアストーン風呂」はちょっとエスニック風です。同じ大理石風のお風呂でも「サンセットリゾート風呂」は文字通りリゾート気分に浸れます。日本の伝統を活かした「ヒノキ風呂」でのんびりするのも良いでしょう。そして青いのカラーリングでハワイアンリゾート気分の「オーシャンブルー風呂」も非日常的気分でウキウキです。

ゆったりほっこり浸かって旅の疲れを癒してください。

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2016年9月27日

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