【お台場】大江戸温泉物語でマッタリ汗かいて…からの…埠頭食堂で定食つまみに昼飲み!
はじめまして!
―休日をより楽しく過ごすための攻略法―をモットーに、大衆食堂やガード下酒場に町中華、はたまた公営ギャンブル場・河原や土手などアウトドアで飲んだり食ったりして、サウナや温泉でひと汗流す…そんなオッサン的至福を満たすスポットや過ごし方を日々模索しとりやす。
初回は、余りにも有名な東京の温泉施設の穴場的楽しみ方を考えてみようかと。
大江戸温泉物語
東京で温泉とサウナに入れる場所として初っ端に取り上げるにはド直球すぎると思われるかもしれないが、そんな傾奇者も敬遠しては損をする程、なかなかに侮れない穴場なのだ。
入口の顔ハメ看板では外国人が記念撮影をしている。昨今日本のレトロ趣味を体感できる施設として外国人観光客に人気だそうで、内部も何丁目の夕日なんだ!といった暮れなずむ屋台の縁日といった趣の空間が出来上がっている。
さすがに週末や年末年始等は激混みのようで、若いカップルや女子同士でさぞ居心地悪いと思われるかもしれないが、平日に行くと意外と年齢層が高く、サウナと温泉を単純に楽しみに来ている客が多い。それも混みあうほどでなく、湯にユックリ浸かることが出来る。
温泉は塩分の濃い東京でよく見られる緑茶色の泉質で、想像以上にしっかり温泉が満喫できる。
露天は温泉ではないが、海辺の広い空を見上げられて気分がいい。
サウナは広く、薬草の香りが全体に漂い、しっかりと汗をかきながら気分もリフレッシュできる。
館内着(浴衣)を着て出れる外の大きな庭を散策するもよし、何機あるんだっつーくらいTV付リクライニングチェアがズラッと並ぶ休憩室でうたた寝も出来る。
そして今回、一番オススメしたいのが宿泊施設。
旅館同等の個室もあるが、黒船キャビンというカプセルホテルのようなベッドまで用意され、四千円弱で一晩過ごすことが出来る。
近隣のオフィスで終電を逃したときも、泊まれた上でこれだけのサウナと温泉が利用できると考えればかなりお得で便利だ。
●東京お台場 大江戸温泉物語
http://daiba.ooedoonsen.jp/
青海食堂
さて大江戸温泉で一夜を過ごした後、仕事に行く前に朝ごはん、もしくはその日が休日ならば、軽く昼飲みしようかなぁ…なんて向きには恰好の店がある。
大江戸温泉物語をテレコムセンター駅挟んだ向かいに、広々としたガラス張りだが何処か業務用的な感じの食堂が佇んでいる。
利用者も観光客というより近隣の企業や倉庫に務める労働者といった風体の方ばかりだ。そうした方々向けに早朝から昼過ぎにかけて営業する食堂を、市場や倉庫街等でよく目にする。
このような店の性質上、自らお盆を持って好きなオカズを取ったり、数少ない日替わり定食を厨房に申告するという社食や学食的なスタイルになる。
日替わり定食以外にも、肉じゃがやニラ玉、鯖の塩焼きなど単品もラップに包まれて並んでいる。
そして、受け渡しカウンターの隅にあったドリンク用の冷蔵ショーケースの中には、アサヒスーパードライの缶がズラっと並ぶ。
食器の返却カウンター脇にレンジが用意されており、そこでラップにくるまれたオカズを自らチン。
沢山並ぶ長机の適当な場所に着き、お茶の湯のみに缶ビールを注いでお疲れちゃん。
ラップを外すと湯気が立ち込める肉じゃがやニラ玉には辛口のビールがよく合う。チビチビやる間もなく飲み終え、ご飯と焼き魚を完食。
これで〆て千円という贅沢。
●青海食堂
東京都江東区青海4-4-1 青海サービスセンター内
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131306/13115747/
まぁこういう過ごし方を20年ほど前から楽しんでいたのだが、最近では『昼のセント酒』がドラマ化され、銭湯から飲み屋へのハシゴが脚光を浴びるようになり、一つの町の楽しみ方として浸透した感がある。
都内には沢山銭湯は残っているし、そういう町には酒場以外にも大衆食堂や町中華もまだ健在なところも多くある。それに今は駅前サウナやスーパー銭湯の他、都心のリラクゼーション・スパ施設もあり、風呂後の飲み食いも様々なヴァリエーションが考えられる。
今後も自分なりのそうした町の見え方・楽しみ方を提案していきたいし、と同時に、そこから皆さんなりの楽しみ方を見つけて貰えたらと思う次第。
2016年9月28日