リレー徘徊36・京都ひっそり紅葉地・鳴滝1
京都で紅葉を愛でよう~♪って、この時期、国内外近郊遠方からの人出が凄い、電車もバスも車も満杯満員で、出きれば近寄りたくないのは秋の京都を知る者の意見。が、秋だ、紅葉だ、やっぱ古都だ→そうだ京都いこう~な気持ち、これが押さえられないのが人情。ということで今回は、ひっそりと紅葉を愉しめる場所・鳴滝をご紹介します。
Index
めっちゃ混む秋の名所5選
まずは、年がら年中、人で一杯の銀閣・金閣以外で、紅葉シーズン混み々で要注意な名所5選をあげておきます。いかれる場合は、それなりの覚悟必要ですよ。
1) 紅葉と言えば~嵐山に清水寺。人で道が渋滞する人出の凄さ!!
2)もみじの名所・高雄なんて道1本しかないので人&車で動けません。
3)三千院&寂光院のある大原、最終バスが満杯になって市内に帰れないことあり。
4)東山界隈、哲学の道も知恩院も観光客の大行列。東山は基本常緑樹で紅葉しませんよ。
5)紅葉の回廊で有名な東福寺、人の重さで崩落するかもって感じ。
それでもどうしても~
京都で紅葉が見たい女子、皆で紅葉を愛でに行きたい貴殿、そんな貴方には、大きな包容力&心広い寛容力ある伏見稲荷神社がいいかもね。なんせ稲荷山全域ですからね。少々、人が来ても満杯にはなりません。リレー徘徊8 世界文化遺産にもなった伏見稲荷大社~(山麓編)・リレー徘徊9 世界文化遺産にもなった京都の伏見稲荷大社~(裏参道編)をご参考に〜♪
ひっそり紅葉地・鳴滝
鳴滝…まずおい出になりません、外来な方々やアジアンな皆様。場所は、嵐電鳴滝駅から北の山側の地区。起点は嵐電・太秦広隆寺駅かな。リレー徘徊5:まさに京都の映画村!太秦 蚕ノ社を歩く(映画の街編)とリレー徘徊6:太秦 蚕ノ社を歩く(元糺の森編)で、ご紹介した太秦商店街や蚕の社を巡り鳴滝へ~のコースもよいかと。ちなみにお隣は、御室桜の仁和寺(にんなじ)や塔頭巡りが楽しい妙心寺、枯山水で超有名な龍安寺のあるブロックになります。という事で、まずは鳴滝アプローチ編です。
広隆寺の土塀の小路
広隆寺は京都で最も古い聖徳太子ゆかりのお寺で、「国宝・弥勒菩薩半跏像」で有名。仏像を拝むには拝観料が必要ですが、山門から広い境内は無料で観ることができます。参拝が終わったら山門でて東へすぐの土壁の小路に入ります。並木が黄葉してなかなかの風景の中を北進します。
東映太秦映画村裏口からちら見~♪
と、あら?なんやねんココは〜って場所に出ます。この小路、東映太秦映画村の東館と西館の間を抜けていくので中がちら見できるんですね。残念ながらここからは入場できませんが、2016年の春に営業開始した嵐電の新駅・太秦駅から映画村に入場&見学して、この小路から出て鳴滝へ~なんてこともできるんですよね~♪ 東映太秦映画村は色々なショーがあって楽しいですが、時代劇の衣装の貸出があり町娘や姫様、侍の奥方に変身できるのも面白いですよ。
法雲院
JR山陰線の高架をくぐってすぐ右に見えるお寺が法雲院です。臨済宗永源寺派で、烏丸家、彦根井伊家、勘解由小路家、裏松家、七條家の菩提寺だそうです。残念ながら非公開ですが、坐禅・法話などの修行体験(有料)ができるそうです。
和菓子屋さんと珈琲豆屋さん
法雲院からすぐの小さな和菓子屋さんで今日のおやつを買う、自家焙煎の珈琲豆屋さんで今夜飲むコーヒーの豆を買う、なんてしつつ歩くと嵐電・北野線に出会いますので、踏み切り手前を右に曲がって常盤駅に向かって北へ上っていきます。
いい香りが漂って来ます〜♪
踏切手前の角にある源光寺には、源義経公の母、常盤御前の墓があります。
大力食堂
道路の東側、進行方向の右側に昭和の香りプンプンの大力食堂があります。おはぎ、うどん、親子丼、カツ丼など庶民の味を提供。安い、旨い、でかいの三拍子揃った大衆食堂です。チェーン店やフランチャイズ店でなく、たぶん提供メニューのコンセプトが同じやでぇ〜くらいの店名かと思います。いくら調べても店名の由来や定義がでてこないもんで…同様な業態に力餅食堂がありますが、こちらは由来がわかっていますが、やはり非常にゆるい大衆食堂です。
必見!鳴滝の駅舎とX字路の踏み切り
鳴滝駅舎は必見であります。北野白梅町行ホームに降り驚く!なんだコレ、超短なアケード?で、踏み切りに向かいさらに驚く!!んんん???X字路の真ん中を線路が横切ってる!?下手したら遮断機が上がって線路のど真ん中で車が衝突するやん?さらにさらに反対側ホーム、え、なんやこれ?的な風景やん?!他にも「なんやねん!?」的な駅舎が多いんで多いんですよね嵐電〜♪
↑車?ホームに止まってる?と思ったら↓電車が来たぁ〜?
反対のホーム、改札口なし、いきなりホーム!?
問題のX字路の踏切、車同士、衝突せんのかいな???
宇多野駅間の桜のトンネル
隣の宇多野駅との間の沿線に桜の並木があり「嵐電桜のトンネル」として有名です。秋は寂しい風景になってますが、是非、桜のシーズンに再訪してみて下さい。
高架下を行く嵐電@宇多野駅
オムロン創業記念館
コースを元に戻り、鳴尾駅北西にあるしゃれた洋館が「オムロン創業記念館」。非公開なので残念ながら外観のみ。オムロン(旧社名は立石電気)の社名の由来は、仁和寺のある場所の地名「御室(おむろ)」からとったのであります。よってここに創業記念館ありってわけです。次回は、いよいよひっそり紅葉地・鳴滝へ〜♪
2016年11月10日