大阪にもある、安くて新鮮な野菜!大阪外環状線をドライブ~後編
前編では、羽曳野市の「道の駅しらとりの郷・羽曳野~あすかてくるで」と、河内長野市の「奥河内くろまろの郷~あすかてくるで」という2つのJA農産物直売所を廻りました。もちろん後編でも、野菜を求める大阪外環状線(国道170号線)のドライブは続きます。
Index
国華園~和泉本店(和泉市)
「くろまろの郷」から文化園口交差点へ戻って左折すると、大阪外環状線のドライブが再び始まります。ここから大阪外環状線は西へ向かって伸び、関西空港を目指します。
河内長野市を抜けると和泉市に入ります。つまり、かつての河内国から和泉国に入国したわけですね。
福瀬町東交差点で左折すると、見えてくるのが「国華園~和泉本店」です。「国華園」はJAとは関係ない私企業ですが、店の規模に圧倒されます。
下の駐車場から店に入ると、広い敷地に多くの花が売られています。そう、国華園は元々花を販売する会社なのです。特に、秋になると「菊花展」が開催され、全国から色とりどりの菊が寄せられます。今年(2016年)の開催は10月20日~11月23日となっており、これを見るだけでも価値があります。
もちろん、園芸用品も豊富に揃ってますが、肝心の野菜や果物は? ご安心ください、奥に行くと広大な店舗に、全国から取り寄せた農産物が数多く売られています。質・量・安さ共に、農産物直売所に勝るとも劣りません。
なお、海に近い貝塚市には園芸センターの二色の浜店があります。
●国華園~和泉本店
休業日:年末年始
営業時間:8:30~17:30
葉菜の森(和泉市)
「国華園」から福瀬町東交差点に戻って左折、再び大阪外環状線を走ります。同じ和泉市内の大野町北交差点を左折すると、「葉菜の森(はなのもり)」があります。
「葉菜の森」は「いずみ・ファーマーズ」という会社が経営する私企業で、地元産にこだわった新鮮な野菜や果物を提供してくれます。「国華園」という強力なライバルが近くにありながら、人気を二分する盛況ぶりです。また、軽食を楽しめる店がズラリと並んでおり、こちらも大人気です。
休日になると広い駐車場が満車になり、田舎にもかかわらず周辺道路まで渋滞が起こるほどの人気店です。
●葉菜の森
休業日:毎週木曜日、正月休みなど
営業時間:9:00~17:00
道の駅愛彩ランド(岸和田市)
「葉菜の森」から大阪外環状線に戻って大野町北交差点を左折、しばらく走っていると岸和田市に入ります。そして右側に見えてくるのが「道の駅愛彩ランド」です。
岸和田と言っても、岸和田城がある海に近い市の中心部からは遠く離れた山の手ですが、それでも愛彩ランドはいつも大盛況です。道の駅なので駐車場は広く、電気自動車の充電スタンドまであります。
「愛彩ランド」はJAいずみのが運営する農産物直売所で、その規模と品揃えはJA大阪南の「あすかてくるで」に匹敵します。
隣りには「泉州やさいのビュッフェ&カフェ」があり、地元で採れた野菜を中心にした食事をビュッフェ形式で楽しめます。料金は大人1250円、小学生800円、幼児500円、3歳未満は無料で、こちらも待ち時間が出るほどの人気です。
地産地消のレストラン「泉州やさいのビュッフェ&カフェ」
そして「愛彩ランド」最大の特徴は、農産物直売所でありながら岸和田市漁業協同組合が運営する「鮮魚直売・地域応援館」という鮮魚直売所まである点です。山の手にもかかわらず、農産物のみならず海産物まで買えてしまうとは、さすがに漁業が盛んな岸和田ですね。
新鮮な海産物が手に入る「鮮魚直売・地域応援館」
●道の駅愛彩ランド
休業日:毎週水曜日、年末年始(道の駅は年中無休)
営業時間:10:00~18:00(「泉州やさいのビュッフェ&カフェ」は11:00~15:00)
さあ、あなたも野菜を求めて大阪外環状線ドライブへ!
これで大阪外環状線のドライブは終了です。5店舗を紹介しましたが、農産物の充実ぶりがおわかりになったことでしょう。
これらの店舗は、地元の人だけが行っているのではありません。なんと、駐車場には観光バスまで停まっているのです。ひょっとすると、バスツアーの行程にも組み込まれているのでしょうか? 大阪以外の方でも、バスツアーの中にこれらの店が入っているか、調べてみるのもいいでしょう。
さあ、高騰する野菜価格に対抗するために、大阪外環状線をドライブしてみませんか?
2016年11月14日