都営まるごときっぷで行く、都営交通制覇を目指す旅 東京都荒川区・足立区を歩く

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観光ルートを考えるのも楽しい都営まるごときっぷ(1日乗車券)

突然ですが、都営まるごときっぷなるものをもらっちゃいましたぁぁぁぁぁ~

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この切符は、都営地下鉄、都バス(多摩地域を含む。)、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーを1日に限り何回でも乗車できるもの。価格は、大人700円、小児350円ですか。

せっかくだから、この切符のもっとも有効な利用法について考えてみたのですよ。金銭的なメリットを追求するなら、朝から晩まで鉄道やバスに乗っていればいいのですが、それでは面白くない。

やはり一日で、都営地下鉄、都バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーの四つの交通手段を利用した上で、さまざまな観光スポットを巡りたいですよね。すると、出かけるべき場所が絞られてまいりまする。

注目しなければいけないのは都電荒川線と日暮里・舎人ライナーの存在。都営地下鉄や都バスは都内のいろいろな場所を走っていますが、都電荒川線と日暮里・舎人ライナーが走っているのは東京都の北東部に限られます。…ということは、この場所で、観光ルートを作らねばなりませぬ。

そこで参考にしたのは、以前行った日暮里・舎人ライナー沿線の旅です。開業してすぐに、日暮里・舎人ライナーに乗って荒川区や足立区を巡ったのですね。

日暮里・舎人ライナーは交通の不便地帯解消のために作られたと言われているように、その沿線は伸びしろがある印象でした。それに、都営荒川線をコラボさせたプランを考えてみたのですよ。

…ということで、まずは自宅から都営地下鉄を乗り継いで西巣鴨駅へ。そこから近くにある都電荒川線新庚申塚駅まで歩きます。

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都電に乗るのは何年ぶりですかね。20年以上乗っていないかも。東京に住んでいても、城南地域に暮らしていると滅多に利用することはないような。JRや私鉄、地下鉄路線が網の目のように張り巡らされていますかね。

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都電を利用しているのはお年寄りが多いと感じました。運転手さんも、いろいろ気を遣っているみたいで、普通の電車よりアットホームな雰囲気が良いですな。

23区内で唯一の区立遊園地・あらかわ遊園

車窓を流れる下町風景を堪能していたら、目的地の荒川遊園前駅に到着。駅名の通り、近くには、23区内で唯一の区立遊園地「あらかわ遊園」があるのでした。

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入園料が大人200円、65歳以上100円とリーズナブルなのからも分かるとおり、面積は3万平方メートルと比較的小規模。アトラクションも絶叫系のマシンは無くて、小さい子供連れの家族にはお勧めでしょうね。

実はここに来たのは理由があるのですよ。都営まるごときっぷを遊園地の入り口で提示すると、入園料が無料になるのでした。まるごと切符の特典をいろいろ調べてみたのですが、割引ではなく無料になるのはこの施設だけかもしれませぬ。

入ってまず向かったのは、左手の洋館。ここは、ふれあいハウスと呼ばれ、中は下町都電ミニ資料館になっておりました。

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スワンの池があるいこいの広場には、モノホンの都電が屋外展示されています。

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リーズナブルに楽しめるどうぶつ広場とのりもの広場

観覧車を横目にまず向かったのは、どうぶつ広場。まず、かわいらしいポニーが出迎えてくれました。

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ヤギ、ヒツジ、ウサギ、モルモットなどとふれあえる「ふれあい広場」や「ふれあいコーナー」も人気みたい。

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個人的には、直立不動で立っているミーアキャットが良い味を出していると感じました。

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そして小鳥が飛び交う大きなゲージに入るのも、自分が鳥かごに入ったみたいで面白い。そこで気になったのは、目が赤い鳥。私の青い鳥は知っているのですが…。

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昨日は、徹夜でもしたのでしょうかね。ほかにも、釣り堀などもあって大人の癒しスポットにもいいみたいでしたよ。

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隣にあるのりもの広場では、観覧車やメリーゴーランド、スカイサイクルなどが目に留まりました。区営の遊園地だけあって、どれもリーズナブル。しかもすいているので小さなお子さん連れには穴場かもしれませんね。

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悲しい伝説の塚がある船方神社

あらかわ遊園を出て、隣にある船方神社に向かいます。

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神社の本殿の裏に、十二天塚という塚があって、この地域の荘園主 豊島清光の姫にちなむ悲しい伝説があるそうなのですよ。なんでも、嫁ぎ先で心ない仕打ちを受け、荒川に身を投げてしまい、その時姫に仕えていた十二人の侍女たちも殉死したのだとか。

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それで、十二天塚なのですね。神社の裏を流れる川がその荒川かと思ったら、隅田川なのでした。荒川は、隅田川を超え、対岸の土地の向こうにあるのですか。なんか、紛らわしいですな。

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隅田川沿いの遊歩道を下流に向かって歩くと、あらかわ遊園を裏から眺めることができます。小さめの観覧車ですが、まわりを遮る建物がないので、乗ったら絶景が味わえそうだと思いました。

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昭和8年に作られたという永代橋をコンパクトにしたような鉄橋をわたり、荒川商業高校の前を道なりに進みます。

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中世の豪族の館があった宮城氷川神社

しばらく歩いて、荒川の江北橋のほとりにあるのが宮城氷川神社。

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創建の時代はわからないそうですが、この場所は、豊島氏の一族で太田資正に仕えた宮城氏の館跡があったらしい。中世の館も一種の城ですからね。勢いこんで、館の痕跡を探したのですが、発見することはできませんでした。境内には、かわいい富士塚がありましたが…。

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車両が綱渡りをしているように見える日暮里・舎人ライナー

神社にお参りして、裏手の堤防をのぼるとそこは荒川の河川敷。広い河川敷には、野球場やサッカーグラウンドがあり、堤防の上では曇り空の下、ウォーキングやジョギングをしている人がいました。

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目の前に広がる景色を堪能しながら堤防を扇大橋目指してテクテク歩きます。扇大橋が見えてくると、より一段高いところを平行して走るスリムな橋が目に留まりました。

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見上げると、おお、日暮里・舎人ライナーが走っているじゃありませんか。

広々とした川の上を滑るように走る車両は未来的な景観がします。尾久橋通りの上は日暮里・舎人ライナーの高架になっているのですな。東京都心の大通りの上は高速道路や電車の高架が走っていることが多いのですが、日暮里・舎人ライナーの高架は幅がそれらの半分くらいでしょうか。

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しかも、高さがかなりあります。下から見上げると、綱渡りをして車両が走っているようにも見えました。

2016年11月17日

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