「大阪・最後の一等地」に誕生!梅田のグランフロント大阪

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最後の一等地

前回は大阪の中心部・梅田(キタ)をご紹介しました。JRの大阪駅を中心に、7つの駅と10路線が集中する巨大繁華街です。

大阪駅の北側にはJR貨物の梅田駅(梅田貨物駅)がありましたが、近年それが廃止になりました。広い梅田貨物駅の跡地は「大阪・最後の一等地」と言われ、大規模な再開発に着手したのです。

そして2013年、梅田北ヤードと呼ばれるこの地に、新たな大型複合施設が開業しました。それがグランフロント大阪です。

2013年、大阪駅の北側に誕生したグランフロント大阪(南館)

一つの街を形成するグランフロント大阪

グランフロント大阪は、1つの建物だけで成り立っているのではありません。4棟のビルを総称してグランフロント大阪と呼ぶのです。

いちばん南側にあるのが大阪駅と直結するタワーA(南館)、その北側にタワーBとタワーC(共に北館)、そしていちばん北側にはオーナーズタワーがあります。

グランフロント大阪の模型。左からタワーA、タワーB、タワーC、オーナーズタワー

タワーA(南館)はショッピングモールになっており、ファッションや大型書店などの専門店、飲食店も豊富です。高層階は多くの企業が入るオフィス街となっています。

北館のタワーBとタワーCの低層階はナレッジ・キャピタルと呼ばれ、多くの企業および大学が入居し、知的創造拠点となっています。また、The Lab.(ザ・ラボ)という交流施設や多目的劇場、3千人収容のコンベンションセンターもあります。

タワーBの高層階は主にオフィス街、タワーCの高層階(20階以上)はインターコンチネンタルホテル大阪となっています。

一番北側はグランフロント大阪オーナーズタワーという地上48階の超高層マンションで、即ち居住空間ですね。

ショッピングモールに劇場にオフィス、企業や大学が集う創造スペース、さらにホテルやマンションも入っているとなると、もはや施設というよりは一つの街です。

マンションとなっているオーナーズタワー(左)と、ホテルが入っているタワーC(右)

近大マグロにビール・ワイン博物館

次は飲食店にご案内しましょう。北館のナレッジ・キャピタル6階には近畿大学水産研究所があります。それのどこが飲食店やねん!などと言うなかれ。ここでは、あの有名な近大マグロを味わうことができるのです。

養殖は不可能と思われていた大型魚のマグロ、しかし近大が養殖に成功して話題を呼びました。この店では刺身はもちろん、様々なマグロ料理やその他の魚料理を堪能できます。

同じ北館の、地下1階には筆者のようなビール党が喜ぶ世界のビール博物館があります。ここは本当の博物館ではなく、世界中のビールを呑むことができる店です。

筆者はチェコの「シェンコヴニ ペール10」というビールを吞んだのですが、サッパリして美味しかったです。

チェコの「シェンコヴニ ペール10」と、ドイツの冷製ソーセージ・セット(ハムではない)

その隣りには世界のワイン博物館があります。ワイン好きはこちらに行ってみたいですね。

もちろん、これら以外にも北館や南館には豊富な飲食店が揃っています。どの店に入るか迷ってしまいそうです。

様々なイベントが開催されるうめきた広場

南館の前にはうめきた広場が広がっています。ここでは、ミュージシャンによるライブや、飲食に関するイベントなど、様々な催しが行われます。

冬になると特設スケートリンクまで開設されます。滑走料は大人1500円、大学生1300円、高校生1200円、中・小学生以下1000円(貸靴料、消費税込)となっています。なお、今年(2017年)は2月18日(土)まで開催されます。

そして、夏にはビアガーデンがオープンするのも嬉しいですね(またビールかい!)。

夏はビアガーデンもオープンするうめきた広場(開店前)

立地条件抜群のグランフロント大阪

グランフロント大阪は、JRの大阪駅と直結する、非常に便利な場所にあります。もちろん、阪急、阪神、地下鉄の梅田駅からも徒歩で行くことができます。

梅田へお越しの際には、グランフロント大阪に行ってみませんか。

南館低層階の屋上庭園。北館にもある

2017年1月23日

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