リレー徘徊45:野外芸術を愛でる〜大阪・中之島

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前回予告した「堂本印象氏が奉納した見事な彫刻を施した大岩神社の石鳥居」、すいません、以前に書いた「リレー徘徊12:伏見稲荷大社のお隣~(深草・大岩山編)」でこのネタをやってましたぁ〜ごめんなさい!

野外芸術をネタに書かねば、ネタ写真を撮らねば~と思案の道中、ふと見たら~「もしかして!」~自分の足元、大阪中之島緑道に野外芸術品群あり、全く気付いてませんでした。おそまつなワタシです。

大阪・中之島緑道の作品

この作品群、市制百周年記念事業の一環として「水・緑・光」をテーマに彫刻を公募。応募234点中から優秀作10点選定し、日本宝くじ協会が市に寄贈したんだそうです。作品の題名プレートを見ず、まずパッと見た瞬間に浮かんだ閃きワード、次に作品名を見る、作家の感性とのギャップ感を愉しむという鑑賞方法をやってみました。コレ、けっこう愉しめます。

黄金の肝臓か!?

フェスティバルホール横の肥後橋~淀屋橋北側緑道に彫像が並んでいます。まず出会うのが金のオブジェ、最初見たときは「黄金の肝臓」かと。題名は「雲の歌」? よーくみると上部に小さな裸体が飛んでいます。作者は河原明氏。

引きで見ると~

関取女子

歩き出すと立派な体躯の女子像。題名は「花の天女」。関取やなくて天女?ってーよく見ると髪型がそれらしく見え花束を持っているのでか~と納得。作者は北田吉正氏。

大きな花はヒマワリ?

蝸牛の殻

マイマイカブリに喰われた蝸牛の殻? 題名「TWO  RINGー空間の奇跡」、抽象作品で、メビウスの輪って感じ。作者は堀義幸氏。

ダッコ

そのものズバリでしょう~と題名を見たら「日溜(ひだまり)」、あら違ってました。親子の温もりを冷たい石に刻み表現したのでこの題名をつけたんでしょうか? 作者は河合隆三氏。

髪型が気になります

鳩をニラメッコする男

この作品も、絶対にそのものズバリでしょう!!と題名を見たら「広場~鳩のいる風景」って、まるでひねってないやん!でした。作者は冨長敦也氏。

逆から見たら手のひらを~豆、あげてたりして…

なんやねん、これ!?

作品中で一番奇抜でシュールなフォルム、思わず「なんやねん、これ!?」と言ってしまった。題名は「十魚架」、ちょいふざた的な題名、ワタシ的には好きですね。作者は「天野裕夫」。

ふかふかの石の座布団

見るに二枚の座布団。題名も「一対の座」、こら分かり易い。作者は増田正和氏。

人格のある3つの椅子

背もたれのパターンを見るに人格がある椅子のように見えますが、題名はストレートに「くもの椅子」、メルヘンチックな作品名です。作者は石田眞利氏、この緑道作品群中で唯一の女性の作家です。

網の塔

作品名の見当がつきませんが、形から連想したのは「鹿害ネット」で、題名「風標」。風の道標って感じなんでかな? 作者は斉藤均氏。

腹筋を鍛える

幼児を乗せて腹筋の鍛錬? 題名は「陽だまりに遊ぶ」で、思い浮かべたシーンと全く違っていました。作者は藤木康成氏。

後ろから見るとセクシー!

大玉転がし

淀屋橋すぐにある郵便ポスト上部の小さな作品。題名・作者名はなく「郵便は世界を結ぶ」とポストにコピーが入っています。小さい作品ながら各自の動きが精巧に表現されてます。

暴れる子、困る母

肥後橋の南角、大同生命保険本社ビル前に二体の作品があります。側道にある彫像は、むずかる子をあやす母親って思ったら題名は「太陽の母子像」、暴れる子のではなく躍動力ある幼児のパワーを受け止める母親ってことを表現した彫像なのかな? 作者は本郷新。

反対側から見ると我が子に困惑する母親に見えるんですが~

戦うお下げの女神

凛々しく立つお下げの戦士?女神? 題名は「自由」。フランスの彫刻家アントワーヌ・ブールデル(1861~1929年)が、アルゼンチン独立戦争の英雄カルロス・アルヴェアール将軍を象徴する四つの言葉「力・勝利・自由・雄弁」を4体の像で表現した記念碑像を作ったそうで、そのうちの1体はコレ、手に持つのは剣ではなく樫の木なんだそうな~。

なのでちょっと険しい表情なんでしょうね~


次回は、私の住む宝塚の野外芸術品を探してみましたが…これがナカナカ手ごわくて…

2017年2月13日

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