<広島>鞆の浦といえばここは外せない絶景を紹介
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街路が江戸時代の絵のままは鞆の浦だけ
鞆の浦という港は、江戸時代から人々に親しまれ多くの絵にも残っているほど広島県が誇る観光地です。福山市にあり、かなり岡山県に近い位置にあります。
グリーンラインから見える仙酔島
右側に見える街が鞆の浦の街で、今回はそこに行ってみたいと思います。宮崎駿監督が、崖の上のポニョの構想を練ったといわれるのも実はここなんです。
古い街並みがそのまま残るのも歴史の流れを知れば納得
港一体が国立公園に指定されており、観光地化されていますが古い街並みは江戸時代とそこまで変わっていないと言われています。平日なので閑散としていますが、土日は人も多いです。
港として栄えた江戸時代徳川6代目の頃には、多くの人が行き来していたようですが時代とともに港の拠点は尾道へと変わっていきます。そのため、時代に取り残されていくようになった街ですが、古い寺院などもそのまま時代の波に飲まれることなく残っていることから今日では注目されているんです。
このへんは、女郎屋さんが多かったとか。
そんな街の一角にある福禅寺「対潮楼」からは朝鮮通信使達が日本の風景に感嘆したといわれる絶景がみれます。
朝鮮通信使が「日本で一番美しい景色」と言った場所
海に面した場所にある対潮楼
拝観料200円を払って入ります。
障子などが全部取り払われた状態で展示してある室内は、こんな景色が楽しめます。
日東第一形勝というのが、朝鮮より東の世界で一番風光明媚な場所の意味だそうです。
向かい側の仙酔島までは、船で数分で行くことができて、宿泊施設などがあります。ぱんだも、昔行ったことがありますが、美味しいお魚を食べたくらいしか記憶がないなー笑
土日にはお琴の演奏や、元旦には初日の出、お月見の日なんかにも開放されているそうで人気があるんだとか。うん、冬でもお天気がいいと良い気持ち。
面白かったのが、本堂に「ピンコロ」お守りというのがあって、どういう意味かと説明文を読むと「ピンピン人生を楽しく過ごして、死ぬときはコロリと死ねるお守り」って書いたあったことかな。
ここからは、神主しか上陸できない弁天島の一部が拡大して撮影できます。
福山市内に出ると、よくこの対潮楼からの景色がポスターになっていて、「福山に何もないとは言わせない!」というキャッチコピーとともに掲示されています。
福山いいところだけど、確かに街が小さいし、広島市内とも離れているのでアクセスは微妙ですかね。でもよく考えてみると、岡山よりなので、美観地区と合わせて観光できたり、広島空港から福山駅まではバスで1時間だし、四国も電車で2時間で行けたりと意外と宿泊すると楽しいのかもしれません。中国地方独特の雰囲気が味わえるのも小さな街ならではなので、おすすめです。
2017年2月22日