リレー徘徊54:池田市彫刻の道を行く3〜桜木通り・観賞編
五月山公園へ向かう桜木通りには、石の道の中で一番多く展示されており全部で16体の作品を観ることができます。今回は、この通りを中心に彫刻を観賞しつつ観光街歩きをしてみます~♪ まずは観賞編、次回は桜木通り周辺の観光街歩き編、では、16体一気に紹介します。なお、作品数が多いので五月山公園側からパンフレットに載っている作品番号順に紹介して行きます。
Index
- 1 石の道作品12/難波智子作「さつきばれ」
- 2 石の道作品13/岩村俊秀作「あそぶ風」
- 3 石の道作品14/勝山浩一作「あいラブ(ハートマーク)いけだ」
- 4 石の道作品15/小山泰史作「すとんぼたん」
- 5 石の道作品16/菊地孝作「RAIN」
- 6 石の道作品17/岩村俊秀作「わたう月」
- 7 石の道作品18/岡本勝利作「石の華」
- 8 石の道作品19/藤岡智紀作「すっとーんころりん」
- 9 石の道作品20/坂口正之作「石器時代からの宅配便」
- 10 石の道作品21/佐野賢作「石の道・石の門」
- 11 石の道作品22/野崎窮作「時(とき)」
- 12 石の道作品23/杉本利延作「雨の日に青空の傘広げる」
- 13 石の道作品24/富松幹夫作「ポルケロル島」
- 14 石の道作品25/大井秀規作「Gravitation」
- 15 石の道作品26/長野久人作「火虫舞い降る」
- 16 石の道作品27/平松國和作「石の道・平和」
- 17 石の道作品a/曽我孝司作「動力ーふれあい・ウインドハープ」
石の道作品12/難波智子作「さつきばれ」
第一印象は瓢箪の形をした椅子
題名を見る、全く作品の造形と連携&連想できず???
後ろから見たらまさしく瓢箪(笑)
石の道作品13/岩村俊秀作「あそぶ風」
流れや連鎖を感じる作品
この通りにあるもうひとつの岩村氏作品も同様の構成
題名を見ての感想は、モチーフは流れる雲かなって感じ
反対側から
石の道作品14/勝山浩一作「あいラブ(ハートマーク)いけだ」
街角にある石材のベンチかと思ったら作品だったという作品
題名&構成、ストレートな表現ですね
ポイントは埋め込まれた赤いハート
石の道作品15/小山泰史作「すとんぼたん」
園山俊二氏作のテレビアニメ「はじめ人間ギャートルズ」に
出てくる巨大な石の貨幣か!?〜あらぁー巨大な石の釦なのねぇ~的な作品
太い鉄筋は縫い糸なんでしょうね〜♪
横から見たらこんな風です
石の道作品16/菊地孝作「RAIN」
よく旧街道や旧村で見かける「愛宕灯籠」的発想?
そうそう奈良に「傘地蔵」って同じ造形の石仏がありましたねぇ~
って、実に日本的な基本造形なんやけど題名は英語なんやね
石の傘の上は、雨水が溜まるようになってますね
反対側から見たらこんな感じです
雨天時にどうなってるのか見たいですね
石の道作品17/岩村俊秀作「わたう月」
先の「あそぶ風」と同じ作者、どこで「わらう月」を表現しているんでしょうね?
後ろ?から…道路の向こう側に先に紹介した「あそぶ風」があります
同じ位置に「あそぶ風」と「わらう月」があるので
二つでひとつの世界を表現しているんでしょうね〜と納得
風が遊べば、月が笑うって物語かな?
石の道作品18/岡本勝利作「石の華」
これは見てて愉しい造形、題名ともリンクでGOOD~♪
立体作品って、いろんな角度から眺めて愉しめるのがいいですよね
華のデフォルメぶりもええなぁ~♪
無機的な「華」と有機的な「茎」部分の対比が面白いです
反対から見ても同様の形です
街の風景にマッチングしてますね〜♪
石の道作品19/藤岡智紀作「すっとーんころりん」
ちょっとシャレっけがある題名と造作です。石の部材を金属のボルトで止め「動き」を表現しているんでしょうね。この手の具象的な題名のついている表現作品って、テーマが先、それとも造形が先に頭に浮かぶのか作者にお聞きしてみたいですね
反対側から
ナット部分のアップ
石の道作品20/坂口正之作「石器時代からの宅配便」
そのものズバリ、子どもにもわかる具象作品ですね
石の道作品21/佐野賢作「石の道・石の門」
別世界への石の門というイメージが湧きます
門の上にある石盤が「結界」を誇示しているように感じますね
反対側から
石の道作品22/野崎窮作「時(とき)」
大きな丈夫な岩がナニモノかによって蝕まれて行く、そこに「時」を感じる? それともとある生命の棲みか跡の化石? 色々と発想を広げさせる作品ですね
後ろから
穴部分のアップ
石の道作品23/杉本利延作「雨の日に青空の傘広げる」
しなやかな曲線で造形された美しい作品です
曲線からの発想は「神話時代の女神」かな?
ビーナスを想起させる曲線
後ろから見てもふくよかな色気がありますね〜
石の道作品24/富松幹夫作「ポルケロル島」
岩の船、大海原に浮かぶ幻想物語の舞台ってイメージが膨らみます。題名が気になって検索してみました。PORQUEROLLES と書き、フランスのシアン半島の沖にある島だそうです。ポルクロル島とも発音するみたい。この島を紹介している方のWEBページを見たら、おおお!!行きたい!!でも作品と繋がりませんね???
石の船にも見え…
観る角度を変えると、磯から見上げる断崖の島にも見えて来ます
石の道作品25/大井秀規作「Gravitation」
まずは英字題名の訳は「重力」?!これは解釈が難しいです???
大きな石を二つに割り、空間を設ける
ここに「Gravitation」を感じなさいってことなのかな?
石の道作品26/長野久人作「火虫舞い降る」
岩に金色の鳥のような物体?これが「火虫」
火虫とは「灯火を慕って来る虫の総称」です
何にとまっているんでしょうね???芋虫???
石の道作品27/平松國和作「石の道・平和」
これも石材ベンチと見えた作品
石の道作品a/曽我孝司作「動力ーふれあい・ウインドハープ」
番号がついていないので、欄外の作品なのかな?
ハローワーク横にある大きな作品です
次回は、桜木通周辺の観光街歩きを案内します。
2017年4月27日