富士山を見ながら登山できる神奈川県の「大野山」
新宿駅から1時間30分
JR御殿場線に乗り換えて「谷峨」駅で下車。電車も2両しかなく、ドアの開閉もボタン式といっきに田舎に来た気分になり、わくわくします。
ここに来たのは標高722mある大野山に登るため。都心からのアクセスもよく、登山時間は3時間ほどなので気軽に日帰りで絶景をみることができます。
それにしても降りても誰もいない無人駅。ちょっと寂しくなりながら、電車を見送ります。
人がいないながらも、大野山ハイキングコースという標識を辿って入山できる場所まで向かいます。
軽トラが走っていそうな田舎道ですが、すれ違う農家のおばあちゃんたちと挨拶をかわしながら進むのもなんだかほんわかしていて気持ちのよい朝。
谷峨駅から徒歩30分ほどでしょうか、やっと山の麓までたどり着きます。最初は車の通れる道路を延々と登るので、これはちょっときつかったかな。
春らしく菜の花の臭いにつられてハチもお目見え。
山頂一帯が広く県営の牧草地が広がる
大野山に登りたいと思った理由は、牧草地のように広い山頂が他の山と違ったからです。ただ、最初は普通の山とあんまり変わりばえしないくらい、平坦な道。
クマが出るような注意書きはなかったです。
集落の獣道を進むとこんな道に。お、あれって富士山じゃない!
ずんずん登っていくと、富士山がもっと近くに見えてきます。ここまで来たら登山素人の私は息がキレキレ。少しずつ少しずつ登っては休みを繰り返し…。それでも景色がどんどん広がっていくのが楽しくて頑張れました。
麓に置いてあった木の杖をストック代わりに使って、ここまでやってきました。ふう〜良い天気。そして、なにも聞こえない静寂。ときどき小鳥がピヨピヨ鳴いているのが聞こえるくらい。
富士山も雪化粧が素敵です。
確かに他の山と違って、木がない。牧草地ってこういうことか。斜面を利用しているわけですね。
空に向かう道みたいで素敵でしょ?
ここのベンチに腰掛けると、看板にはこんな文字が。
スカイツリーと同じ634m とのこと。
平日だったこともあり、すれ違う人はひとりもなし!(笑)こんな景色を独り占めなんて、贅沢すぎる。
頂上がどこだかわからない
牧草地になるほど見通しがよく、相模湾や西丹沢が一望できるわけですがその分「山頂」がわかりづらいのです。結局ぱんだも、山頂がわからないまま下山してしまったので、そこは事前の情報収集不足がありました。
山頂方面にはなぜかロープが張ってあったけれど、これを進めばよかったのかな〜笑
山頂から360度開けた景色が見られる山も珍しいですね。
東京ってちょっと足を伸ばせば広大な自然があるから、山登りにはまってしまいそうな予感。
2017年5月15日