高知ではぜひとも食べたい「明神丸」鰹のたたき
鰹と言えばすぐに連想出来るのは南国土佐の高知。その中で外してはいけないのが「藁焼き鰹のたたき」で有名な「明神丸」です。その味は絶品で、目の前で藁の高温で焼かれる鰹もまた面白い。今回は2店舗をご紹介します。
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帯屋町にある「明神丸」
明神丸の帯屋町店は、はりまや橋から「ひろめ市場」に抜ける途中でひろめ市場に近い場所にあります。はりまや橋から向かえばアーケード街の中の左側。正面はご覧の通り大きな看板があります。出入口は左側です。そこでいきなり、藁焼きを見学することが出来ます。
実に美味しそうな鰹の藁焼き
藁の香ばしさと、その藁で焼かれたカツオのにおいが充満する店内。目の前で焼かれる鰹は確実に食欲をそそられます。そして、高温で焼かれる鰹からポタリポタリと落ちる汁が、さらなる食欲をそそってくれるのです。
それにしても、なぜ藁を使って? 香ばしさはすぐに想像出来ますが、藁は燃焼温度が高く、約1000度に達すると言われます。この強い火力によりあっという間に鰹の表面を焼きあげるのです。そこに来て藁の香ばしさ。この相乗効果が鰹を何倍もの美味しさにしてくれるのです。
まな板の上の鰹はこの後、料理人の手で切り分けられ、運ばれてきます。手際のよい一連の作業を見ているだけでも鰹への情熱、味へのこだわりが感じられることでしょう。
どっちが美味しい?「タレ」と「塩」
鰹のたたきは定番の味付けはタレか塩。どちらが美味しいか、それはやはり好みの問題です。どうせなら両方を頼んでみるのもまた面白いのでは。ところで明神丸には「夜の定食メニュー」があります。麦ごはんとのセットがあり、お得感満載。値段は鰹の数できまりますので、お腹と相談をして決めましょう。
ぜひとも味わってほしいニンニクスライス
ニンニクは古代エジプトの壁画に記録が残されているように、大昔から珍重されてきた食べ物です。特に労働者階級は日々の疲れを取るためにニンニク、玉ねぎをたくさん食べていたのです。古代人の知恵とも言えるニンニクを試さない手はありませんが、やはりニンニクは臭いが強く好き嫌いが出ますので、これもお好みでお試し下さい。鰹のたたきに合うのは間違いありません!
ひろめ市場をのぞいてみよう
高知で有名な場所の一つが「ひろめ市場」です。坂本龍馬のパネルと一緒に写真を撮る人も多くみられます。
店内には多くの飲食店が入っており、値段もお手頃な店が多く、ここも高知観光では足を運んでおきたい場所。連日、多くのお客さんで賑わっており、その熱気がしっかりと伝わって来ることでしょう。席は空いた場所に適当に座ることとなりますので、旅の思い出として近くの人と盛り上がってみては?
ひろめ市場の「明神丸」
明神丸らしさと言える豪快な藁焼きは、こちらでも見ることが出来ます。
帯屋町ではタレ味だったので、こちらからは「塩」のご紹介。この塩が只ものではありません。天日塩の独特の風味は、高知県黒潮町の塩職人が太陽の熱と自然の風を利用し作り上げた自然塩で、シンプルな中にも奥深い味があります。タレと違った「和」と言える塩で味わう鰹もまた格別。
土佐に来たらやはり鰹
せっかく高知に来たのですから、ぜひとも鰹は食べて下さい。その中でも今回ご紹介した明神丸は、試していただきたいみたいお店です。
明神水産株式会社
http://www.myojin.co.jp/
2017年6月26日