紅葉とお猿を探して初秋の山へ 大阪箕面・週末ことりっぷ 後篇

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前篇に引き続き、箕面の大滝を目指して、滝道を歩いております。左側に、日本で唯一という「箕面公園昆虫館」が見えてきました。道中、某オームの様な絵の旗を持った子供をちらほら見かけたのは、そこでイベントをやっていたからのようです。昆虫館を過ぎると次は、神社・お寺さんロードが始まります。

紅の橋と三猿に魅せられて

瀧安寺:http://midokoro.minoh.net/ryuuannji/

苔むした石の鳥居を左に見れば、神社・お寺ロード(勝手に命名)が始まります。

いや~昔から、神社仏閣には目がないのですよ、実は。別に信心深いからではなく、寺院建築やそこに祭られている仏像仏具仏画、魔をはらう丹塗りの橋に柱、更には掃き清められた前栽や清庭(さやにわと読みます)のしつらえにしびれているだけですが。

上の写真は瀧安寺の立派な門を横から撮ったもの。神社やお寺さんにお参りする場合、まずは参道を通って神社ならば鳥居を、お寺さんならば正面の門をくぐってはいるのが正道ですよね。ですが今回わたくし、少々ずるをしまして。横の駐車場からひょいひょいっと侵入し、お寺さんの屋根やら鬼瓦、有名な赤い「瑞雲橋」などを激写してしまいました。

罰が当らないのを祈るばかり。ここで宣伝しているんで、きっと許してくださるはず。

瀧安寺:http://midokoro.minoh.net/ryuuannji/

瑞雲橋は正面でも撮ったのですが、わたしがお勧めする角度は、この左斜めから撮ったもの。この角度からなら、丹塗りの橋の全景と伽藍、後背の山々までも一枚に収めることができますよ。これで紅葉していたら、どれほど美しいことか……。

西江寺三猿と龍

瀧安寺で瑞雲橋ともうひとつお勧めが、こちら。「三猿君と龍」でございます。三猿は言わずと知れた見ざる聞かざる言わざる君。これだけならよく見ますが、その下に龍が彫ってあるのは、珍しいですよね。わたしは初めて見ました。

瀧安寺:http://midokoro.minoh.net/ryuuannji/

箕面名物のお猿はどこへ?

さてさて今回のことりっぷの目的は、お猿と紅葉です。箕面のお山はお猿の宝庫で道を歩けば見かけると聞いていたのですが、いまのところ瀧安寺の三猿しか観ていませんね。

ひとつだけ紅葉

紅葉に関しても、山の上の方にすこし、そして滝道の道すがら、枝の先だけ赤くなっていたこれだけ。どうやら時期が早かったようです。残念。

香り高い珈琲で一休み

さてさて山道はまだまだ続いていますが、わたしの鈍った足はすでに限界を迎えております。カメラはしっかり構えているものの、如実に足の運びが遅くなったわたしに気付いた旦那様が、「休憩しようか?」と言ってくれました。

山本珈琲

見れば、数メートル先に「山本珈琲」が。首振り人形のごとく頭を縦にふり、いそいそと席につきました。道はまだ半ば以上ありますからね。ここで英気を養わねば。

IMGP6951

旦那様は喫煙者なので、喫煙席である外でせせらぎの音を愉しみつつ、珈琲タイムとしゃれこみます。「お腹が空いた」と彼が頼んだホットサンドも美味しゅうございました。

まだまだ出てくる名所旧跡

山本珈琲で元気を取り戻した我ら。大滝を目指して再出発です。

なにしろ関西に20年以上住んでいるのに、来たのが初めてですから。数メートル行っては足を止め、また数メートル行っては撮影と、中々進みません。本当ならば「落合谷」や「地獄谷」だの「修行の古場」だの、心躍る看板につられて足を運びたかったのですが。日はまだ高いものの、帰りを考えれば先を急がねばなりません。

唐人戻岩

で。時折傾斜のきつい道を山ランナーと競うように歩いてたどり着きました、「唐人戻岩」。

「滝を見に行こうとした唐の使者が、あまりにも巨大な岩があったので恐れをなして引き返した」という伝説の岩だそうで。確かにでかい。暗い中で出あったら、古の唐人のごとく引き返すかもしれません。

箕面大滝到着!

「現在地は○km」「滝まであと○km」。そんな看板を確認して、何度心を折ったことでしょう。やりました。ついに本日の最終目的地、「箕面大滝」に到着です。

箕面大滝

うふふ。こんなにヘロヘロなのは、わたしくらいですかね。

勝尾寺階段

途中に「勝尾寺」の看板を見かけたのですが、この階段をちら見して、行くのを諦めました。だって、この時点でわたしのライフは0でございましたから。

箕面大滝 接写

は~マイナスイオン。日頃パソコンの電磁波ばかり浴びておりますから、ここでしっかり補充せねばなりません。落差33m。赤い滝見橋からのアングルも良いですが、ぎりぎりまで寄ったこちらも中々でしょう?

IMGP6974

そうそう。滝の下にはいかにも降りられそうなスペースがありましたが、もちろん入れません。お子様連れの際はご注意を!

夜の滝道を愉しみながら

ふう。途中ヘロヘロになりながらも、なんとか辿りつけましたね。滝の周辺には冒頭の写真のような「サル危険!」の看板がありましたが、お猿達には結局、会えませんでした。残念ですが、景色には大満足です。

IMGP6980

景色と言えば夜の滝道も素敵でしたよ。上の写真は「川床 磯よし」さん。お兄さんが一生懸命掃除しておられたところをパチリ。ボンボリの灯りが川面に映って幽玄の美でございました。

川床 磯よし:http://www.city.minoh.lg.jp/syoukou/kawayuka/tenpo-isoyoshi25.html

IMGP6984

夜のライトアップは箕面駅からほど近いレストラン「箕面かじかそう」でもしておりまして、次回はぜひ食事をしてみようと思います。

箕面かじかそう:http://minoh-kajikasou.com/

 

あぁ楽しかった。皆さんも、大阪に来られたら、箕面の滝道にお越しください。

2015年10月30日

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