近鉄特急「しまかぜ」でサミット開催予定地の志摩半島を訪れる

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2016年の主要国首脳会議(サミット)が、三重県の志摩市で開催されることが決まり、今注目が集まっているのが三重県の志摩半島。このエリアは、リアス海岸に抱かれた穏やかな海で真珠の養殖が行われており、新鮮な海の幸もたくさん集まる食の都でもあります。今回は近鉄の豪華特急「しまかぜ」を利用して、魅力満載の志摩半島に出かけてみましょう。

近鉄が誇る豪華特急「しまかぜ」

志摩半島に行くには近鉄特急を使うのがおすすめです。志摩市へは高速道路がないため、電車を利用するのが最速で到着できます。近鉄にはいくつもの特急電車がありますが、せっかく志摩半島へ行くなら近鉄が誇る最高級特急「しまかぜ」をぜひ利用してほしいですね。「しまかぜ」は、名古屋、京都、大阪難波から志摩半島の終点、賢島まで運行されていますので、出発地に応じて使い分けることができます。東海、関東方面の方は名古屋駅から、関西、四国方面の方は大阪難波から利用すると便利です。

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すべての座席がグリーン車!さらに食堂車まであります

「しまかぜ」は近鉄名古屋駅を毎日10時25分に出発し、終点賢島に12時26分に到着する所要2時間の特急。しかし、この「しまかぜ」に乗るとその2時間があっという間に感じることでしょう。少しでも長く乗車したい方は、大阪難波発や京都発の「しまかぜ」を利用するのもいいでしょう。大阪難波発は2時間20分、京都発は2時間45分で終点賢島に到着します。

「しまかぜ」は6両編成の車両で、通常座席が2席と1席に分かれたゆったりとした配列。通常座席なのにグリーン車並みの豪華さを誇ります。座席は本革を利用したふんわりと柔らかなシートで、電動リクライニングも付いた快適なソファのような座席です。収納式のレッグレスト、読書灯、電源コンセントまであり、ビジネスシート顔負けの装備です。

車両中間部には掘りごたつ式の座席になっている和風個室、大きな窓に向かってL字型のソファが完備された洋風個室、そしてセミコンパートメントのサロン席もあり、人数によって使い分けができるのが特長です。

ランチタイムを走行するため、カフェ車両でのランチもおすすめ。旅行の気持ちが高まるメニューや伊勢志摩地方の名物料理が、ダブルデッカーのカフェ車両でいただけます。

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終点賢島駅では近鉄特急の展示会のような風景が見られる

「しまかぜ」の終点は志摩市にある賢島駅。ここは各地を出発した近鉄特急がホーム上に一斉に並びます。賢島駅は終点駅であり、なおかつ留置線がないため、到着した特急車両はそのままホームに折り返しの発車時刻まで停車しています。したがって、運がいいと「しまかぜ」や「伊勢志摩ライナー」などの近鉄特急の多くが一斉に並ぶ姿が見られます。

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賢島に向かうもう一つの特急「伊勢志摩ライナー」もおすすめの特急です。太陽をイメージした赤色の編成と黄色の編成の2種類があり、車内も明るく南国のイメージが漂います。「伊勢志摩ライナー」には2人用のツインシートがあり、おふたりでの旅に人気です。「しまかぜ」同様サロン席もありますが、残念ながらカフェ席は「伊勢志摩ライナー」にはありません。休日ダイヤではお弁当や軽食、飲み物の車内販売があります。

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終点賢島ではスペイン帆船でクルージングを楽しみたい

賢島駅から徒歩3分のところに豪華な帆船が停泊しているのが見えます。こちらの船はスペイン型帆船「エスペランサ号」。3本のマストが立つ帆船で、おだやかな英虞湾(あご湾)をゆったりと進むクルージング船として利用されています。晴れた日にはオープンデッキから眺める風景が最高。心地よい潮風を浴びながら、英虞湾の入り組んだ海岸線を眺めることができます。船内にはより優雅に過ごすことができる特別室も用意されています。およそ50分のクルージングのうち、10分間は真珠の養殖工場に立ち寄り、真珠の母貝であるアコヤ貝への核入れ作業を見学することができます。

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英虞湾は真珠の養殖が大変さかんで、真珠の出荷はなんと奈良時代までさかのぼるのだそうです。明治時代に真珠養殖の技術が確立されたころには「真珠湾」と呼ばれたほど、真珠の町として有名になりました。英虞湾には大小50の島々がありますが、人が住んでいるのは賢島と間崎島のみ。湾内は定期航路もあり、複雑なリアス海岸の地形を船で結んでいます。

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参観灯台「大王埼灯台」もぜひ訪れてみてください

志摩半島の交通の拠点は賢島駅から2駅ほど手前にある鵜方駅。ここからは志摩市各方面へのバスが発着しています。この鵜方駅からバスで20分ほど、そしてバス停から10分ほど歩いたところにある「大王崎」もぜひ訪れてほしいスポット。「大王崎灯台」のバス停周辺には、ひものが干してあり漁村の風景が広がります。

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バス停から徒歩10分ほどの位置には「大王埼灯台」があります。「大王崎」と表記してあるものもありますが、灯台に関しては「大王埼灯台」が正しいようです。伊勢志摩国立公園内にある白亜の「大王埼灯台」は参観灯台ですので、灯台の上までのぼることができます。日本の灯台50選にも数えられている有名な灯台ですので、ぜひ灯台からの風景を独占していただきたいですね。地球が丸いことを実感できますよ。

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2016年にサミットが行われる志摩市は、これから注目される観光地となります。サミットが近づきますと交通規制などが入り、セキュリティチェックも厳しくなります。多くの人が押し寄せる前にぜひ、早めに訪れてみてください。

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2015年11月5日

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