秋真っただ中 山梨・甲州路 河口湖周辺日帰りバスの旅
11月に入り早くも師走の気配とともに一層季節も深まってまいりました。
そんな中、山梨県は甲州路河口湖周辺のバス旅に行って来ました。当日は天候にも恵まれ気温も暖かく絶好の行楽日和でした。早朝6時半集合40分出発。眠かったです。ですが、ワクワクしてバスの中でも眠れないというやつでした(笑)。何度訪れようとも旅はテンションをハイにしてくれますね。
特に目立った渋滞にもはまらず甲州街道に入って行きました。同じ関東圏なので早かったです。
その日の旅の行程はこんな感じです。後であらためて見てみたら日帰りなのでスケジュールが凝縮されていてなかなかハードでした。
早朝
1. わさび漬けセンター
2. 宝石のエルファクトリー(宝石工場の見学)
3. 信玄館(昼食)
午後
1. ハーブ庭園(散策と見学)
2. モンデ酒造(ワイン工場の見学)
3. 河口湖紅葉まつり(紅葉散策)
4. 金多留満
5. おつかれさま
どちらも目が覚めます 五感にうれしい観光巡り
一同がはじめに到着したのがわさび漬けセンターです。試食もできます。いずれも富士山麓で育った種類豊富なわさび漬けです。海苔、きのこ、梅等々。その他に蜆(シジミ)の味噌汁などもありこれだけ食べたら白いご飯が食べたくなります。それにしても朝から和食はおいしいです。フルコース全て食べたわけではないですけど。
普段はパンとコーヒーもしくは何も食べないという忙しいパターンが多いのでずっと忘れていた朝ご飯の基本を見直させてもらいました。 蜆の味噌汁の朝の一杯が気に入り、渋いところでこちらの乾燥蜆を買っていきました。
次に到着したのが宝石のエルファクトリー。
山梨では観光をめぐるにあたり実に山梨発祥の有名処が沢山ありますがジュエリーファクトリーもその数ある中の一つです。
先ほどの食欲とはまた違った意味で目が覚めます。白を基調にした清楚な店内に入った途端展示されたきらびやかな宝石たち。ある意味目を奪われるとはこういう事なんでしょうね(笑)。
早朝からおいしいものの次は目を奪わんばかりの美しい宝石。脳内の活性化に良さそうですね。
実際に宝石を作られている職人の方のお話しやデザインから宝石を作るまでの工程は、なかなか普通では携わることのできない貴重な体験でした。
甲府ゆかりの地へ いざ出陣
午前中最後の観光エリアとなるモンデ酒造に到着。山梨といえばやはりブドウやワイン。字のごとくワインを製造する工場です。スタッフの方に案内してもらって、こちらで製造している様々なワインやジュースなどを見学でき、試飲も楽しめます。
お試しサイズといえ、数種類試飲するとなると、私のようにアルコールの弱い人は昼間からいい感じに酔っぱらってしまうわけです。さすがブドウの本場山梨だけあって、どれもコクがありおいしかったです。ドラマのロケのワンシーンに使われた写真なども飾ってあり、取り上げられる事も多々あるようです。
さてお腹も空いてきたところで、信玄館にて待ちに待った昼食の時間です。
こちらの信玄館ですが、普通にそのまま「しんげんかん」と読んでましたが「しんげんやかた」と読むのが正解。
画像にはないですが、お店の入り口に信玄公の像が堂々お目見えしてました。
山梨・甲府といえば「風林火山」で歴史に名を遺す、武田信玄ゆかりの地。若干左に向いているこの像の見つめる先は恵林寺の武田信玄公のお墓なのだそうです。
信玄館ではお食事処以外にも、1階のフロアで、ほうとうやご当地のお土産を数多く販売しています。
さて本題に戻ってランチタイムですが、追加代金をプラスして富士桜ポークステーキと松茸ご飯味覚満載膳をいただきました。名物のほうとうも付いており、お腹いっぱいになりました。ポークステーキも柔らかくておいしかったです。
旅も大詰め 河口湖紅葉まつり開催地
早いもので午後一番の観光へとバスは向かいます。ハーブ庭園到着です。10,000坪といわれる敷地内には数種類のあらゆるハーブがその庭園を美しく彩っています。
午後のひと時に、きれいに手入れの行き届いた庭園の中の散策。従業員の方の説明やトークも実に上手で面白かったです。店内に入り100%果汁のブルーベリーのジュースの試飲や天然ハーブエキスを使った基礎化粧品のお試し等、興味深いお話を聞かせてもらいました。こちらでブルーベリージュースと化粧水を購入。とても気に入ったのでこれはリピ買いしそうな予感。
続いて到着したのが、河口湖湖畔周辺にある河口湖紅葉まつり開催地。
秋たけなわの今時期、こちらで400~500本植えられているという紅葉の木を心行くまで堪能することができました。オレンジから黄金色に彩られる見事な色彩はこの時期にしか鑑賞することのできない、ある意味贅沢で特別な感じ。
それにしても、この見事なまでの紅葉のアーチ、やがて訪れるあらたな季節が来る前に見ておきたくなります。
この日は日中の気温も上昇して、富士山付近と言えどかなり暖かかったです。近隣に見える富士山はうっすら雪化粧をしているというのに。
早いもので最終立ち寄り場所、金多留満(きんだるま)に到着です。
明治44年創業の知る人ぞ老舗のお菓子のお店。こちらの富士山の実・はまなしは皇室の献上菓としても知られています。何だか身の引き締まるような感じがします。また、お店の名前ですが厳しさの中でも転ばぬ商人、一番でありたいということから、はじめは「金だるま」。そののちに「金多留満」になりました。屋号には「金が多く満つように留まっていく」の意味があるそうです。
由来にちなんでか、かねたまる餅というお菓子などがあり縁起のいい黄粉をまぶしてあります。日光東照宮献上菓。お菓子の内容から味ひとつとっても肉厚感が違います。
そういうわけでして最後は甘いもので締めさせてもらいました(笑)
2015年11月11日