日本でも有数の祭り!「青森ねぶた祭り」行く前に知って欲しい3つのコト!
夏! お祭りの季節がやってきます。
青森県の「青森ねぶた祭り」は、来場者数が200万人を超える、日本でも有数の祭りです。
開催期間は8月2〜7日と毎年開催。今回はそんな「青森ねぶた祭り」を知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
1.「青森ねぶた祭り」の歴史を知る!
歴史を紐解くと、古くは1593年まで遡ります。もちろん、今のような大規模なものではありませんでした。現在のように大型化したのは、戦後になってから。その発展具合は、観光化の流れによって、企業がねぶたの運行主体となったこと。より多くの人に見ていただくイベントになりました。
2.「ねぶた(山車灯籠」ができるまでの過程
大勢の市民が「ヤーレ」、「ラッセラー」等のかけ声と共に運んでいる大きな山車灯籠を「ねぶた」と呼んでいます。
題材と下絵(歴史や物語を題材として構想を練る)
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小屋がけ(完成後の収納スペースを作る)
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細部の下ごしらえ(顔・手・足などの細部をあらかじめ制作)
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骨組み(紙が貼れるように支柱づくり)
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電気配線(電源は発電機を使用。専門の配線工の方がやります)
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紙はり(出来上がった骨組みに紙を張る)
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墨書き(純白のねぶたに墨で顔、帯、着物など書きわけます)
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ろう書き(明るさをつけるとともに、色のにじみを防ぎます)
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色つけ(残った白地に水性顔料、スプレーで染色します。
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台上げ(高さ2mの車つき台に、40〜50名でねぶたを上げて完成)
人形の立体的な基礎は、もともと竹でできていました。それを、針金を使用する方法を北川啓三氏(1905年3月21日-1988年4月6日)が発案。現在では、それが主流となり大きなねぶたの複雑な表現が可能となっています。
3.ガイド案内を利用してもっとねぶた祭りを知ろう!
青森県観光物産館アスパムの裏に「ねぶたラッセランド」があります。そこでガイド案内を利用して、歴史をより深く知るついでに、ねぶたの見学などをしてみてはいかがでしょうか。
【期間】平成27年7月1日(水)〜8月6日(木)
【時間】10:00〜15:00(7/1〜7/17)
10:00〜15:30(7/18〜8/1)
10:00〜16:00(8/2〜8/6)
12:00〜13:00は制作者休憩のため、小屋は見学できません。
【お問い合わせ】ねぶたの家ワ・ラッセ
(tel)017-752-1311
現場の声と制作状況を見聞きすることで、ねぶた祭りをもっと知ることができます。
まとめ
もちろん、青森県はお祭りだけが全てではありません。魚介料理が美味しい八戸(はちのへ)や、世界遺産の白神山地、本州の北端の半島である津軽半島など、見所満載です。
旅は一カ所で終わらせるのではなく、行けるのなら多くのエリアへ行きたいですね。
ねぶた祭りと共に青森を堪能してみてはいかがでしょうか。
2015年7月27日