京都でおすすめの紅葉!まもなく見頃の光明寺
11月の3連休も終わり、ほんの少し観光客の方は少なくなり落ち着いた気がしますが、それでもまだまだ紅葉シーズン。これから見頃の紅葉を求めてくる方も少なくありません。
今回は、穴場スポットであり、まもなく見頃を迎える光明寺をご紹介します。
光明寺は歴史ある西山浄土宗の総本山
よく、左京区にある「くろ谷 金戒光明寺」と混同させてしまう方がいらっしゃるのですが、今回ご紹介する光明寺は、京都府長岡京市にある西山浄土宗の総本山「光明寺」です。
読み方は”こうめいじ”ではなく、”こうみょうじ”です。1198年に開基されたと言われているので、800年以上の歴史あるお寺です。ここは、西山浄土宗を統轄している総本山ですが、浄土宗を開宗した法然がはじめて念仏の教えを説いた場所が、このお寺だと言われています。
800年ほど前のことですが、そこから歴史が始まったことを考えると、長い時間が刻まれてきたことがわかります。
見所は、参道両側のもみじ
参道両側にある紅葉の木がこの時期になると真っ赤に色づきます。毎年11月下旬から12月ごろが見頃で、現在、6割〜7割が紅葉しているようです。京都は11月下旬から急に冷え込み、気温も一気に下がったのでまもなく最盛期を迎える予定です。
前も後ろも、右も左も紅葉に囲まれる贅沢な空間では、他のお寺ではなかなか経験できない景色を見ることができます。現在は、まだ少し緑も残っているようなので、参道を歩くと赤や緑、黄色など様々な色の紅葉が自分の周りに広がっているはずです!
12月6日までは、特別入山期間として、光明寺までのバスの本数が増えてアクセスしやすくなります。休日には団体の旅行客が訪れることがありますが、平日であれば、京都の市街地とは少し離れているためか、それほど観光客が多くないのも魅力的。
個人で訪れる場合には、事前の申し込みなど必要ありませんので、天気や気温の都合に合わせて訪れることができる場所です。
また、12月8日には「成道会」という行事が催されます。成道とは、仏道を成就することであり、お釈迦様が真実に目覚められた日であるとされています。日頃の心のあり方を見直す日となっています。
12月31日には除夜の鐘が108回鳴らされます。これは煩悩を取り除くためであり、光明寺でも同じように行事が行われる予定です。
これから年末へ向けたパワーチャージに
年末へ向けて、お仕事などが忙しくなる方も、ここへ来れば一面の紅葉に癒されます。
これから最盛期を迎え、落葉しますが、もみじが散った参道を歩くのもとても幻想的です。きれいな色とりどりのもみじを踏んでしまうのは、もったいないような気がしてしまうほど。
観光客のもっとも多い11月中旬〜下旬も過ぎ、これから少し観光客が減る時期ですので、行動もしやすく、無理なく移動できるようになるはずです。
京都の地元の人が年末へ向けて、買い出しなどバタバタと年越しの準備をする様子を伺うこともできるかもしれません。
入山料は500円ですが、車でお越しの場合、長岡市営駐車場を利用すれば入山料は400円になります。
きれいな写真が撮りたい方は、ぜひ午前9時の朝一番を狙ってみてください。人も少なく、もみじだけをきれいに撮影することができるはずです。夕暮れ時のもみじや、太陽の光が差し込むもみじもきれいで、それぞれ違った雰囲気を味わうことができます。
人混みの心配もないので、時間をつかって、ゆっくりと堪能してください!
光明寺
〒617-0811 京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
詳しくは光明寺のH Pをご確認ください。
2015年12月1日