眠猫がお出迎え? 日光東照宮でパワーをもらおう
主祭神は徳川家康である日光東照宮は、外国人にも人気の観光スポットです。様々な見どころがありますが、家康を東照大権現とした奥宮は、石段を上ってでも行っておきたいパワースポット。ぜひとも、足を運びましょう。
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宇都宮から電車が便利
日光への玄関口は色々とありますが、日光線を使った電車が早くて便利です。その歴史は古く、1890年。宇都宮駅から隣の今市駅まで開通したのが始まりです。日光までは約40kmですので、のんびりと旅を楽しんでみて下さい。
日光駅から歩いて神橋へ
日光東照宮の入り口と言える神橋までは約2kmあり、少し距離がありますが、歩いてみると、古いお店がいろいろとあります。羊羹や饅頭、漬物などお好みで足を止めてみて下さい。
神橋は、今から1250年の昔、この地の開山をした勝道上人が川を渡れず、神の加護を求めたところ二匹の蛇が両岸を結んでくれたこという伝説を残しています。緑の中、美しい橋がかかっていますので、ぜひとも渡ってみて下さい。
日光東照宮
なぜ、栃木県日光に徳川家康が祀られているのでしょう。それは本人の遺言によるものとされています。自分が没した後、一周忌までは静岡県の久能寺に、その後は日光山に祀るように伝えていたのです。
山門を入ると荘厳な建物が並んでいる
三神庫と呼ばれる建物では千人行列と言われる渡御祭奉仕者用の装束が1200人分収められています。ここから続く煌びやかな建物は圧巻です。
有名な三猿
「見ざる・聞かざる・言わざる」で有名な三猿は山門を入って左折したすぐの神厩舎に作られた彫刻の一幕です。もともとの考え方は幼少期に、悪事は見ない、言わない、聞かないという教えから来たもので、それが今では不都合なことを避けるという意味で使われています。
石灯籠
本殿前に石段があり、その両側に石灯篭があります。向かって右が伊達家、左が島津家とされ、その他の大名も多くの灯篭を寄進しています。この辺りも見事な色合いですので、足を止めてみましょう。
眠猫は平和の意味か
左甚五郎作と言われる眠り猫は日光東照宮の中でも有名な彫刻です。こちらは家康の霊を祀る奥宮への道にあります。眠り猫には様々な説があります。眠っているように見せかけていて敵を油断させているというものや、猫も眠ってしまう程の平和等、作者はどういう思いで猫を眠らせたのでしょう。
奥宮拝殿
眠り猫の門をくぐり、石段を上がっていくと奥宮に到着します。黒塗りの拝殿は重厚な印象を与え、奥宮としての威厳があります。ここは周囲をぐるりと歩くことが出来ます。
東照宮の中のパワースポット
拝殿の裏側にある御宝塔ですが、この辺りが日光東照宮の中のパワースポットと言われています。ここは徳川家康の神柩を収めた場所ですが、建設当初は木造でした。後に石棺に作り替えられました。それは五代将軍、綱吉の時代です。心を沈めて手を合わせてみましょう。
鮮やかな五重塔
忘れてはいけないのが五重塔です。高さ36メートルの五重塔は、1818年に再建されたものと言われます。1650年(慶安3年)に酒井忠勝によって寄進されたのが最初とされますが、1815年の落雷で焼失し、その後再建。しかしながらそれでも今から200年も前の塔であり、その鮮やかな色彩は目を奪われてしまいます。
最後に
日光は他にも見どころが多く、1日で回れる場所ではありません。こちらではぜひとも宿泊をしながら、じっくりと回って見ることをお勧めします。
日光東照宮ホームページ
http://www.toshogu.jp/
2016年10月17日