日本海の夕陽の名所！新潟県の笹川流れで楽しむ遊覧船の旅

新潟県村上市にある観光名所・笹川流れ。鳥越山から狐崎に至るまで、風光明媚な海岸線がおよそ11kmも続く新潟県が誇る屈指の景勝地ですが、船に乗って海の上からもその美しい海岸線の絶景を楽しむことができます。今回は、そんな笹川流れで楽しむことのできる遊覧船の旅についてご紹介したいと思いますので、よろしくお願いします。

笹川流れって？

冒頭にも紹介しましたが、笹川流れは新潟県を代表する景勝地です。眼鏡岩や潮吹岩に代表されるような奇岩・奇勝の数々が日本海の海岸線に沿ってずーっと続き、沖合に浮かぶ粟島の様子と相まって素晴らしい景色を楽しむことのできる観光スポットになります。

その美しい景色ゆえに、笹川流れは国の名勝及び天然記念物に指定されており、日本百景にも選ばれています。また、日本海に面する海岸線ですから、夕陽が美しく見える観光スポットとしても有名で、沈みゆく太陽と赤く夕焼けに照らされた日本海の光景も実に見事！

このほか、JR羽越本線の桑川駅には全国的にも珍しい道の駅を併設した笹川流れ「夕日会館」があり、村上市自慢の絶品グルメである鮭親子丼やはらこ丼などを味わうことができます。

遊覧船の旅に出るべく笹川流れ遊覧船発着場へと向かおう

さて、笹川流れへと到着しましたら、早速、美しい日本海の旅へと出発するべく笹川流れ遊覧船の発着場を目指しましょう。遊覧船の発着場は、先程紹介したJR羽越本線の桑川駅および道の駅笹川流れ「夕日会館」より国道345号線を北へ約800m進んだ先にある桑川漁港より出発しますので、駅から歩いてアクセスすることも可能です。

潮風とカモメに出会える旅　笹川流れ観光汽船HP
http://www.sasagawanagare.co.jp/

事前にインターネットでの予約も受け付けていますが、笹川流れ遊覧船の発着場へと到着しましたら、切符売場で乗船券を買って、あとは出航の時間になるまで待つだけ。

遊覧船には定員120名の「おばこ丸」と定員95名の「ゆうなぎ」の2隻があります。概ね1時間に1～2本のペースで遊覧船は出航していますが、出航の時間が来たらいよいよ日本海の絶景を巡る船旅へ！遊覧船は、板貝海岸の辺りまで北上して戻って来る往復約40分の周遊コースとなっています。

次々現れる日本海の奇岩・奇勝！

遊覧船から眺める笹川流れの海岸線は、日本海へと突き出た奇岩・奇勝の数々が次から次へと現れ、飽きることのない素晴らしい景色を楽しませてくれます。

また、エメラルドブルーに美しく輝く日本海の向こうには、海岸線に沿って走る国道345号線の様子や並走するJR羽越本線の風景など、迫力ある岩山の隙間にはこうしたのどかな日本の田舎風景を随所に楽しむことができます。

代わる代わる現れる岩の形も大変ユニークで、笹川流れの景色を代表する「眼鏡岩」のほかにも、いくつもの巨岩が海に向かって屏風のようにそそり立つ様子がダイナミックな「屏風岩」や、岩の形が大きな恐竜が海に向かって首を突っ込んでるように見える「恐竜岩」など、実に様々です。

また、海岸線とは反対の方向に目をやると、笹川流れの沖合約20kmのトコロに浮かぶ粟島の島影もバッチリ眺めることができます。

笹川流れ遊覧船のもう1つの魅力！カモメの餌やりを体験してみよう

美しい笹川流れの景色を思う存分楽しんだ後は…

皆さんお待ちかね！笹川流れ遊覧船のもう1つの楽しみであるカモメの餌やりにチャレンジしてみましょう。

船内で売られている「かっぱえびせん」を購入して、早速船の後ろの方へ行ってみると、次々飛んで来るわ、どこからともなくカモメの大群が餌を求めて船の周りにやって来ます。「かっぱえびせん」を持って、しばらく手を差し出していると遊覧船に向かって勢い良くカモメが飛んで来て、瞬く間に餌を持って行ってしまいます。

今度は「かっぱえびせん」を手にいっぱいに握り締め、船尾から勢い良く海の方に撒くと、カモメ達も我先にと餌を求めてギャーギャー威嚇し合い、それはもう大騒ぎです。

餌を撒けば撒くほど、カモメ達は次から次へと遊覧船に集まって来ますから、再び桑川漁港へ戻る復路は満足するまでカモメ達との触れ合いを楽しむことができます。

2016年7月27日