【大阪・梅田】インド人が作るインド料理「スパイス王国」
インド人が作るインド料理
通い慣れ、一通り回った気になっていても。まだまだ知らない、行ったことのないお店はあるものです。
ココもそうでした。「スパイス王国」。お店のある旧ナビオは、比較的店舗の入れ換わりがないとはいえ、ずいぶん前から見かけてはいたものの、一度も入ったことはありませんでした。
で、本日。「本格カレーの気分」と我儘を言いまして。旦那様とふたりでLet’s go! でございます。
一枚前の写真はエスカレーターの昇降口にあるものですが、こちらがお店の正面。看板やメニューはとっても日本的ですが、入口の柱や飾りなどがインド的。
うむ。味に期待できそうです。
お昼には遅く、夕飯には少し早い時間だったせいか、お店はすいておりました。
店内は、東屋もしくは藤棚の支柱のような木の柱に、籐の椅子。柱にはにんにくが下がっていますねぇ。ランプシェードの透かしや窓の型枠。こちらもイメージ通りの「インド風」。
ちなみに、わたし達のひとつ向こうの席に座っていたお客様は、英語と……ヒンディー語かな? で店員さんとお話しされておられました。思わず「おう! インドだ!」と呟くわたくしです。
しかし、ここは日本風。「ピンポン」が各席に置いてあります。どなたの発案でしょうね。よく勉強しておられる。
お・も・て・な・し
さてさて。なにはともあれ、乾杯です。こちらのお店には4種類のインド・ビールがございまして。表で宣伝していた“MAHARAJA”と非常に迷ったのですが。”GODFATHER“と”TAJIMAHAL”にしました。
GODFATHERはアルコール分6.5%、TAJIMAHALが4.5%。どちらも初めてのましたが、GODFATHERの方が好みかな?
いや、レーベルを飾るおじ様のせいだけではありませんよ?
二人ともカレーセットを注文しましたが、もう一品何か欲しいなと。それで頼んだのが、こちら。カバブでございます。
見た目はものすごく辛そうですが、お味はマイルド。肉のうまみをしっかり味わえます。
カレーセットのスープは、卵と野菜の優しいお味。
おう! ここは本当に「お・も・て・な・し」を意識しておられる。インド人が作る、インド料理店。でも日本だから、箸があります。しかも割り箸ではなく、店内の雰囲気に合い、かつ持ちやすく挟みやすいお箸。
ナイフとフォークを使うのに何の問題もありませんが、ここはせっかくですからお箸で。
来ました、来ました! わたくしが選んだのは“BANJARA SET”。カレー二種類に、ナンにサラダに、チューリップのからあげ、そこにミニターメリックライスまでついた盛りだくさんのセットです。旦那様が頼んだ“OUKOKU SET”には、さらにもう一種類カレーが付きます。
観てくださいませ、このお皿からはみ出しているナン。予想以上の大きさです。ライスまで辿りつけるでしょうか……?
おっと、言い忘れておりました。このお店はカレーの辛さを選べます。メニューに唐辛子マークがあるのでそれを参考にしても良いですし、我らのように店員さんと相談するのもよし。
学生時代に神戸で、インド人店長の喫茶店でバイトしていた時は、賄いの辛いカレーに慣れておりましたが……。いまはすっかりひよったわたくし。カレールーは中辛を選びます。ここでも「中くらいの辛さで」とオーダー。
が。上の写真、オレンジ色の方。マトンのカレーでしたが、けっこう辛く感じました。セットのスープで舌を休めます。
お・も・て・な・し2
うぅう、食べ過ぎた……でも美味しかった~。なんてお腹をさすりながら呻いておりましたらば。
「おいしかった? 他にいる?」と笑顔の店員さん。
さらには「これ、店からサーヴィス」と、ラッシーを出してくださいましたのよ奥様!
なんとびっくり。そう言えば、先の店長さんもやたらサーヴィスしていたなぁ。「おもてなし」は日本だけでなく、インドにも根付いているんですねぇ。
この「スパイス王国」には他にも、心惹かれる料理が盛りだくさんでございます。ナンの種類も豊富だし。次回はぜひMAHARAJAビールを味わってみようと思います。
スパイス王国
http://www.supaisu.co.jp/
2016年9月16日