【大阪・西区新町】冬季限定、絶品あんこう肝だらけ鍋に酔う「新鮮処ととろ」
一口目から迷い箸
そのお店は、大阪は西区新町にありました。
どこかの森の妖精(妖怪?)と同じ音を持つこのお店、地酒と旬の食材、とくに桜(馬)肉が売りのお店でございます。長堀鶴見緑地線の西大橋駅 1番出口 徒歩5分の距離にあり、地図を表示しながら歩いていたのに、案の定迷いました。
まぁ方向音痴のわたくしですから。
桜肉押しのこのお店ですが、本日のメインはあんこう。冬季限定でございます。しかも、あんこうの肝をこれでもかとだしにぶち込んだ、「あんこう肝だらけ鍋」でございます。
あぁ幹事君よ、いつもありがとう。君のおかげでいつも美味しい店に巡り合えているよ。
おっと。幹事様に感謝するのも大事ですが、まずは最初の一杯を注文せねば。
いやぁ、ねぇ。この「ととろ」さんてば、地酒だけじゃなく焼酎も豊富なんですよ。「黒霧」「赤霧」はすでに関西でもおなじみになりつつありますが、白は初めて見たなぁ。あぁどうしよう。一杯目から焼酎いっとく? あ~でも鍋だしな~。喉渇いているしやっぱり……。
はい。ヱビス生ビール様の誘惑には勝てませんでした。他のメンバーもビールだったしね。更にはこちらも冬のみの提供ときけば、飲まざるを得ないでしょう?
はい、かんぱ~い。
お店の名前に「新鮮処」と冠するだけあって、突き出しから絶品でございます。こりこりの触感と三杯酢(たぶん)のたれが美味し。ポテトサラダも絶品。こちらはあんまり美味しいんで、後で別に頼みました。
あん肝フィーバー!
突き出しを堪能しておりましたらば、はいきましたよ~あんこう肝だらけ様が。
はい、ど~~ん!! どうですかこの迫力。この浮いているかけらはすべて、肝です。あんこう鍋は何度か食べた事がありますが、ここまで肝づくしの鍋は初めて。しかも、出汁が足りなくなれば追加してくれると言うから太っ腹ですねぇ。
これでキャンペーン期間中は一人前3,500円(税別)だそうですが、採算は取れているのだろうか……。取りあえず一同、「お~~っ」と感嘆しつつ、スマホやiPadを構えて撮影してしまいました。
撮影はまだ終わらない。だってこんなの来ちゃいましたもの。どぅ~ですこの量。すごいだろう? これ全部、あんこうなんだぜぃ。
ここはもう……呑むしかあるまい。
こんなのが来たら、そりゃ酒もすすむってもんですよ。まずはお店に入ってか気になっていた、「霧島吉助(白)」。もちろんロックで。
あ”~、うんまい。
おっと、誰かが頼んだフライドポテトが来やしたぜ。はっ、こいつは気がきいてら。皮つきの大きい奴、ちょいとくんな。お、次、回しとくれ。
おいおい、ここで桜肉様までご登場たぁ、恐れ入ったね。しかもこいつぁすげぇ。いってぇ何種あるんだい? おっとすまねぇ。前をごめんよ。っかぁ~~。こいつはうめぇ。堪えられねぇな。
な~んて。
次々と運ばれてくる絶品料理に、広島出身にもかかわらず江戸っ子になってしまうわたくしです。
この日は6人で宴会をしたのですが、わたしを含め、皆様酒はかなり飲みます。上の写真にある通り、地酒が各種ありますからね。皆々好きなのを頼んで、ちょいと一口なんて事も出来るわけです。
吉助(白)のお次はなぁに? う~ん、う~んと唸って、「安芸虎」に。高知県産の土佐錦。「純米吟醸となっているが、精米歩合50%で造られているので実質は大吟醸と同等の酒」だそうです。
まぁこまけぇこたぁいいんだよ! とにかく美味い。さらりすっきり、後にじんわり残る酒。いぃねぇ。
鍋の〆にはもちろん……
おっと。そろそろ行きますか? 鍋の具もあらかた食べて、〆に行きますか? いっちゃいますか?
あん肝鍋の〆はもちろん、雑炊でしょう。しかもここで、たっぷりの出汁追加。ご飯投入、卵をとろ~り。ちょいと蒸らして、はい、完成!
わたくし、一応これでも物書きの端くれですから、普段その言葉は意識して使わないようにしています。でも駄目だ。このあん肝雑炊の前では、口から飛び出るのはその言葉だけ。
やばい~、やばいくらいに美味い~!
この後さらに友人が頼んだ唐揚げなどをつまみに、山口県の地酒「雁木(がんぎ)」、福島の地酒「会津中将」を頂き、合間に友人の頼んだ「辰泉」やら「宝剣」やらを一口と言わず二口以上頂きまして。
いや~喰ったり呑んだり。それだけ呑みましたが、たっぷり食べたおかげか、しゃっきり歩いて家までたどり着き、翌日も二日酔いはなし。
皆様、このお店はほんとうにお勧めです。もちろんわたくしも、近いうちに再訪します。
新鮮処ととろ
営業時間18:00 ~ 24:00
http://shinsendokoro-totoro.hp4u.jp/
2016年12月20日