「日本の故郷」で初詣!広大な敷地を誇る奈良の橿原神宮
気持ちのいい新年を迎えよう!
今年はあなたにとってどんな年でしたか? 良いこと、悪いこと、色々あったと思います。良い年だったという人はそのままの気持ちで新年を迎え、そうでなかった人は気持ちを切り替えて、来年こそは良い年にしたいですね。
年が明けて初めて行う行事といえばそう、初詣です。初詣の行先はもうお決まりですか?
今回ご紹介するのは、奈良県中部の橿原(かしはら)市にある橿原神宮です。関西の人にとってはお馴染みの神社ですが、その他の地域の人も初詣に大勢訪れます。
初詣客で満員となる橿原神宮
日本が始まった場所?
橿原神宮の歴史は意外に新しく、創建は1890年(明治23年)です。日本で初めて国会が開催された年ですね。
初代天皇とされる神武天皇を祀るために明治時代、この地に橿原神宮を興したのでした。ここは神武天皇の宮があったとされている畝傍山(うねびやま)の麓であり、いわば日本の故郷というわけですね。そのため、近くには神武天皇陵もあります。
畝傍山といえば、天香久山や耳成山と共に大和三山として有名ですね。古代から神々しい山として崇められていたのでしょう。
藤原宮跡から見た畝傍山
広い敷地に大勢の初詣客
大晦日の夜になると、大勢の初詣客が続々と橿原神宮に詰め掛けます。この日ばかりは夜も昼もありません。年が明けて除夜の鐘が鳴り終わる頃には、既に橿原神宮は満員となっています。
橿原神宮は、国から奉幣を受ける官社の中でも最も格が高い官幣大社だけあって、かなり広い敷地となっています。これほどの広さを誇るにもかかわらず、正月になると人でいっぱいとなります。
混雑が苦手な人は元日を避けた方がいいかもわかりませんが、1月の2日や3日でも橿原神宮は満員なので、あまり変わらないかも知れません。でも、元日よりはマシでしょう。
屋台が多く並ぶ鳥居前
新春初祈祷も
年末年始には、橿原神宮では様々な催しがあります。大晦日、12月31日の午後5時からは除夜祭、年が明けた1月1日午前0時から初太鼓、午前6時から歳旦祭が行われます。
1~3日の午前9時~午後6時30分まで開運招福・新春初祈祷があり、今年1年の無事安全・幸福を祈願します。4~5日にも行われ、この両日は午前9時~午後5時までです。
1月2日は午前10時から長山稲荷社で歳旦祭、1月3日は午前10時から元始祭、午後0時30分からそろばんはじき初めが行われます。これら行事も楽しみですね。
若い夫婦とお子様が巨大な絵馬の前で開運祈願
アクセス抜群!
橿原神宮は奈良市内からかなり離れているとはいえ、アクセスは抜群です。最寄り駅は近鉄の橿原神宮前駅で、徒歩約10分の場所にあります。何よりも橿原神宮前駅は近鉄の南大阪線、吉野線、橿原線の3線が交わり、大阪市内や京都市内からでも電車1本で行くことができます。
大阪市内からは、近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅から特急(特急料金必要)に乗って約35分、あるいは急行(吉野方面行き)に乗ると約40分で着きます。
京都市内からは、近鉄京都線の京都駅から橿原神宮前行きの特急(特急料金必要)に乗って約50分、急行に乗って約1時間15分です。京都駅は新幹線からの乗り換えも便利です。また、近鉄では12月31日~1月1日にかけて終夜運転します。
初詣は交通の便がいい橿原神宮で!
車利用の場合は、広大な駐車場も備えています。ただし、正月は周辺道路が大渋滞になるので、できれば電車利用をお勧めします。
橿原神宮の開門時間は、12月31日~1月1日にかけては終夜開門しており1日午後8時に閉門、1月2,3日は午前6時30分~午後8時まで開門しています。
日本の故郷・橿原神宮で一年の無病息災を祈願しませんか?
おまけショット:このオデコが広い人は、ひょっとして?
2016年12月26日