独特の文化圏・名古屋!未来の首都となるか!?~その1
名古屋の誇り
東京や大阪と共に、日本三大都市圏を形成する名古屋。名古屋市は人口が約230万人を数える、東海地方の中心都市です。
筆者が住む大阪からは新幹線を利用すると約50分で行けるし、私鉄の近畿日本鉄道(近鉄)でも大阪(難波)と名古屋を結ぶ特急が走っています。車で行く場合でも、高速道路(あるいは自動車専用道路)のルートが何本かあって、意外と遠く感じません。
つまり、距離的には大阪と名古屋は近いのですが、雰囲気も文化的にも全く違います。むしろ東京の方が、違和感は少ないぐらいです。
名古屋駅近くにある、独特な形状のモード学園スパイラルタワーズ
中京圏の玄関口、名古屋駅。新幹線やJR在来線の他、地下鉄、名古屋鉄道(名鉄)、近鉄、第三セクターの名古屋臨海高速鉄道が集中する、中部地方最大のターミナル駅です。地元の人は名駅と呼び、地名になっているほど地域に密着しています。梅田から仲間外れにされている大阪駅とはエライ違いです。
名古屋駅に着くと、まず目に入るのが大名古屋ビルヂング。なお、有名だった初代ビル(高さ53m)は2013年に解体、2015年に完成した二代目ビルは高さ174.7mの超高層ビルとなっています。
都市名の前に「大」を付けるなど、誇りの高さが窺えます。つボイノリオの名曲(?)「名古屋はええよ!やっとかめ(作詞・作曲:山本正之)」でも、名古屋は未来の首都、と断言しています(笑)。
既に解体された初代・大名古屋ビルヂング。二代目は超高層ビルに
名古屋名物
名古屋駅に着いた筆者は、駅構内で中日スポーツ(もちろん一面トップは中日ドラゴンズ)を買い、食堂に入って名古屋ラーメンを食べてみました。醬油味で、ご当地ラーメンという感じはしなかったです(でも筆者好み)。
ただ、サイドメニューには天むすがありました。このあたりはさすが名古屋、大阪ではなかなか味わえません。ご存知のとおりエビの天ぷらが入った名古屋名物のおむすびですが、発祥は三重県だとか。
名古屋ラーメンと天むす
昼食を済ませた後、地下鉄桜通線に乗ってパロマ瑞穂ラグビー場へ。ラグビー観戦の後は、仲間と共に地下鉄名城線に乗って金山駅に向かいます。
金山で入った店が「世界の山ちゃん」。名古屋名物の手羽先と味噌カツが有名です。名古屋名物の店なのに「世界」と名付けるのがいかにも名古屋らしい(笑)。もっとも「世界の山ちゃん」は、今や日本全国はもちろん、アジアにも進出しているチェーン店です。「世界」の看板に偽りなし、というところでしょうか。
昼は天むす、夜は手羽先に味噌カツという名古屋名物を堪能できました。
名古屋市内にはあちこちにある「世界の山ちゃん」
名古屋一の繁華街・栄
「世界の山ちゃん」で仲間と別れ、金山駅から地下鉄名城線に乗って、予約したホテルがある栄駅へ向かいます。栄と言えば名古屋を代表する繁華街として有名です。
ただ、筆者が栄に着いた午後9時頃には、既に人通りは少なくなっていました。東京や大阪に比べると名古屋は夜が更けるのは早いのですが、その理由として名古屋は幹線道路が発達しているためにマイカー通勤が多く、夜に外で酒を呑む習慣があまりないからだそうです。
ちなみに、観覧車のSky-Boatがあるサンシャインサカエという商業施設の前の錦通は、夜でもまだまだ多くの車が行き交っていました。なお、Sky-Boatは午前11時から午後11時まで営業しています(料金500円)。
観覧車のSky-Boatがあるサンシャインサカエと、夜でも交通量が多い錦通
とはいえ、栄には夜遅くまで開いている飲み屋も多いのですが、独りで呑みに行っても面白くないので、今夜はおとなしくホテルで寝ます。翌日はいよいよ本格的な名古屋散策です。
では、次回の「その2」にて、名古屋の各所にご案内しましょう。
栄にある繁華街の一つ、プリンセス大通り
2017年2月3日