【岐阜県】ものすごく勉強になるけどシュールなB級テーマパーク、関ケ原ウォーランドに行ってきました
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関ケ原の合戦を完全に再現しているテーマパーク
帰省4日目。この日は兼ねてから行きたかった関ケ原ウォーランドへ行く事に決定!うちの地元も雪が降ったけれど、積もる程ではありませんでした。しかし、事前に関ケ原ウォーランドの公式ツイッターで知ってはいたのだけど、この時期(1月下旬)関ケ原などでは雪が積もっていて大変だったみたいです。駐車場にも雪が積もってた。
関ケ原ウォーランドは、関ヶ原観光株式会社が運営する歴史に関するテーマパークです。その存在は知ってはいたのですが、訪問するのはこれが初めて。歴史好きな方ならご存知だと思うのですが、関ケ原の戦いをパーク内に再現しているのです。
子供の頃、関ケ原にはメナードランドというテーマパークがあったので、何度か訪れた事があるのですが今はそれもなくなってしまい、こちらの関ケ原ウォーランドが知られています。歴史好きな人はもちろんなのですが、このテーマパークが知られている理由のひとつはいい意味でのB級感溢れる、シュールな展示物にあるんです。
チケット窓口には公式ツイッターを更新されている館長さんのお姿も。直接公式サイト、ツイッターを見て頂ければわかるのですが、戦国時代のコスプレをされているユニークなキャラクターの館長さんなんです。
まずは受付で入園チケットを購入!
大人は500円。そんなに高くないよ。
いきなり雪に注意の看板が…園内は完全に雪景色でした
入り口、すぐの看板がコレだった。確かに、雪は思っていたよりも積もっていてちょっとビックリしました。
で、中はこんな感じ。関ケ原の戦いを中心とした戦国時代をコンクリート像で再現しているのです。実はここ、数年前に実家に帰った時に訪問した愛知県の桃太郎神社と同じなんですね。どちらも、コンクリート群像作家として知られる浅野祥雲さんによる作品です。数年越しに三大聖地の2箇所目を制覇した事になります。しかし、雪がすごすぎてせっかくのコンクリート像も足元あたりまで埋もれておった。園内、どこを見まわしても雪だらけ。そして当たり前だけど寒かった。妹は有料のコスプレをして写真撮影する気満々でしたが、あまりの寒さに断念。
私は歴史って自分の興味ある範囲しかよく知らないのですが、うちの父は信長の野望をやりこむ程の歴史好きなので、意外と楽しそうに園内散策しておりました。私はほとんど、妹の撮影役でついて回ってたかな。
ものすごくアグレッシブなポーズのコンクリート像もあったり。立て看板による説明もありますが、園内に延々と歴史を語ってくれているナレーションのようなものも流れていて、かなりシュールな空間なのです。
園内はかなり広いのですが、歴史を扱っているだけあり史実通りに布陣図が再現されています。なので、歴史マニアにはたまらないのでは?と思います。普通に道順通りに歩いてるだけでも十分楽しかったし!
ものすごく緊迫感のあるシーン。
武田信玄の亡霊。桃太郎神社で見たコンクリート像よりも、色の塗り替えがされたばかりなのか比較的新しく、また発色のよいコンクリート像が多いなあという印象でした。
そのコンクリート像の表情は様々
こんな風に、「ふう…やれやれ」みたいなのんきな人もいた。
鉄砲隊。
ここは結構見どころあったな。
大谷吉継の自害のシーンです。詳しくは公式サイトにある説明を読んで頂きたいのですが、関ケ原の戦いで切腹したのは大谷吉継のみなんだそうです。
でも、コンクリート像だからか、なんだかシュールな感じに…。このシーンは個人的に気に入っているので携帯の待ち受け画面にしています(笑)
まだまだ園内散策、続きます!
園内を一周するだけで歴史が学べる真面目なテーマーパーク
遠目に見ると結構迫力があるというか本当に戦っているようにも見えます。とにかくコンクリート像の数がスゴイ。そのクオリティはともかく、まずこの数だけ制作して設置するだけでもすごいと思う。これでB級扱いとは…勿体ないです!
近くで見ると、結構表情もきちんと描かれているコンクリート像もあったりします。でも、これ完全に手抜きだよね?っていう像もあってなんか差が激しかったような。
私はスルーしてしまったのだけど、パーク内ではこんな歴史クイズも実施されてました。途中からお客さんも増えてきて何人かとすれ違ったけれど、学生さん達はノートとかちゃんと持ってました。
ちゃんと解説もあって、私は流し読みしかしなかったんだけど中学生くらいの男の子かな? 歴史に興味津々みたいな若い子は真剣に読んでました。勉強できるのはいいね。
これもお気に入りで待ち受け画面にしてます。
人気スポット、石田三成の陣地へ
ここは石田三成の陣地という設定。
実際、こんな感じだったのかなあ…と想像しながら眺めると楽しいです。大河ドラマでこういうシーン見たなあ、みたいな。
馬から落ちている人も。
痛そう。
危機一髪。
ここもオススメです、首実験場
首実験場。生々しくて、面白かったですよ。
長く続く道のその先には…。
徳川家康がいました。
こちらのコンクリート像は綺麗に色が塗り直しをされていたようです。
地味だけど岐阜の歴史をたどる事が出来る、資料館も覗いてみてね
これでパーク内をグルッと1周した事になり、入り口近くにあった資料館も見てから帰る事にしました。貴重な資料が展示されていて、うちの父は嬉しそうに見てましたがガラガラでした。
この界隈の地図です。ウォーランドを出ても、実際に戦いが行われていた地がいくつかあって観光地になっているっぽいですね。
岐阜界隈の地図。
なんとなく、私の中では岐阜っつーとやっぱり信長なんだよなあ。
どの軍がどのように攻めて、どうなったから負けた、みたいな解説を延々と父親がしてくれましたが、細かすぎて忘れてしまった。父よ、すまぬ。
(2017年1月22日訪問)
関ケ原ウォーランド
http://www.rest-sekigahara.co.jp/war_land/
2017年5月15日