リレー徘徊61:野辺の芸術・猪名川町1<作品編>
池田市のお隣・猪名川町の能勢電鉄日生中央駅を起点にした彫刻の道をご紹介します。調べてみたら関西では、伊丹市、西宮市、豊中市、吹田市、ちょっと離れて西脇市にも野外芸術が路上展示されていみたいで〜ああ、大阪市のメインストリート・御堂筋にもありました!!こら下手に手を出すと泥縄ですね。きっと皆さんのお住まいの町周辺にもあるかもです。探して観て歩きしてみたらいかがでしょうか?ということで、今回で野外芸術ご紹介編、一旦これで終了です。
170体を野辺に展示!?
まず、彫刻の道のあらましをば~170体の作品の作家は、愛知県岡崎市の彫刻家・鈴木政夫氏(1916年生〜2002年没)です。ネットで色々調べてみると、兄も彫刻家で、50代まで無名、鈴木氏の作品を観て某大手保険会社の偉い方が気に入り、その会社が開発していた新しい住宅地に野外展示し、新しい文化を創ろう!~が事のはじまりだそうです。作家の自宅庭に放置されていた作品150体を買い取り開発中の住宅地に設置&展示したところ、それを見て役場が、是非、日生中央駅から役場までの道にもお願い〜とさらに20体、合計170体の作品が展示されたとか。
彫刻の道のリーフレットは役場のサイトにアップされていますが、どの作品にも題名がついていないので自由に思うがまま、感じるまま紹介文を書いてみました。なお170体全部ご紹介できないので「おもろい!」と感じた作品をピックアップして掲載しています。
ちなみ余談ですが、この駅名、周辺の住宅地を某生命会社が開発したので「日生」中央という名がついてます。この駅までの鉄道敷設工事の費用も某保険会社が出したと言うんですから今のご時勢では考えられないことですね。
さりげなく里道の辻角に〜
公園の中に作品が点在しています
日生中央駅→猪名川町役場(約2.5キロ)
コースは3つあり、まず、日生中央駅から松尾台を通過して猪名川町役場へのコース入口まで辿ります。さて、作品ですが各個でモチーフと作風が違うので、ほんと観ていて飽きない、その発想手腕の多様性に驚きます。下の作品は、駅の東側にあります。題名「埴輪顔の少年がワンコに乗る」ってもんでしょうか?
駅前タクシー乗り場近くにある作品。鈴木氏は作品のモチーフについて「男女の愛、親子の愛情、信仰の対象としての地蔵、生きるとは?と問いかける羅漢像」と話されているそうで、これは腕を組んだカップル?かな?
道路を渡ってすぐの駅前団地内にある大きな作品です。男女?の壁画の上に頬に手をつく人が寝ている〜?
上の人、なんか愉しそうに空を眺めてます
次は〜と地図を見ながら歩いていると植え込みに突然現れる作品
作家の言う所の地蔵様か?グーに握った拳にも見えますが〜?
団地内広場の作品で、家族かな?
子どもを抱くのは母で〜
何か言いたげなのは父で〜
腹筋するのは子ども?〜なんかシュール
石仏化した作品
人生を悩む風だから五百羅漢の一体かな?
結界を守る地蔵様たち〜ん?なんか違うのが?
一番左端は女神像?いや子どもが足元にいるから母子像?
地蔵様かとお顔を見たらウルトラマン!?
何だコレ?リボンか、蝶ネクタイ?
反対側に二人の顔があるやん!
わお、いきなりのふくよかな裸婦像!!
引き続き…おお、色っぽい細身の裸婦像!!
背中からヒップのラインが、実に艶かしいですね〜♪
かと思ったら天の邪鬼が登場
池の端に旅のお坊様が合掌してる?
トライアングルを持つ石の達磨さん!!妖精にも見えるなぁ〜
またもや裸婦像?
でも顔がぁ〜笑
川を渡って桜並木の外れに石灯籠の様な作品
葉っぱ?つぼみ?が胴に彫ってあります
次回は、続きの役場への田舎道と多田銀山、日生中央駅→伏見池公園のコースをご紹介します。
2017年6月15日