宮崎には美味しい物がたくさん！キャンプ巡りのお楽しみ

まもなく始まるキャンプ

先日、宮崎キャンプに関するコラムを書きました。２月１日からプロ野球のキャンプが一斉にスタートしますが、公式戦とは違うキャンプの楽しさをぜひ堪能していただきたかったからです。その中でも、５球団（二軍を合わせると6球団）が集まる宮崎県をご紹介しました。

もちろん、せっかく宮崎へ行くからには、ただ野球を見るだけではもったいない。宮崎は日本屈指の観光地でもあるので、そちらの方もぜひ楽しんでほしいと思います。前回のコラムでは、観光地情報なども入れておきました。

ただ、紙面の都合上、グルメ情報を書くことができませんでした。今回は宮崎お勧めの食べ物をご紹介したいと思います。

どんな宮崎グルメがあるの？

宮崎は前述のとおり観光地ですので、当然のことながら沢山の名物があります。またご存知のとおり、宮崎は広々とした海に面しているので、これまた当然のことながら海の幸がいっぱい。

その中で、筆者が特に美味しいと思ったのはカツオです。カツオと言えば高知のイメージが強いのですが、実は宮崎も名産なのです。

そして２月頃が宮崎にとって初ガツオの季節。カツオと言えばタタキが有名ですが、獲れたての刺身が抜群に旨い！これはぜひお勧めです。

海の幸だけではありません。宮崎はチキン南蛮が有名です。そして鶏肉といえば、なんといっても地鶏の炭焼きが名物。香ばしい匂いが食欲をそそります。

宮崎牛も忘れてはいけません。黒毛和牛で、全国のブランド牛でもトップクラスの最高級品。やはりステーキで食べるのがいいでしょう。

お肉を食べた後に胃を落ち着かせるなら冷や汁がお勧め。熱いご飯に、具が入った冷えた汁をかけて食べるのです。これぞまさしく郷土料理という感じです。

フルーツならやっぱりマンゴー。東国原英夫・前宮崎県知事が盛んにＰＲしていたのが思い出されますね。

ミスターが愛したうどん

ただ、これまで紹介したのはちょっと値が張る名物が多いですね。そこで、お安い値段でお勧めなのが、宮崎市内にある「重乃井」です。「重乃井」とは、宮崎名物釜あげうどんのお店。

宮崎市街の裏手通りにある「重乃井」

実は「重乃井」の釜あげうどん、「ミスター・プロ野球」こと長嶋茂雄・読売ジャイアンツ終身名誉監督が愛してやまないうどんなのです。

長嶋氏が現役時代、宮崎キャンプで訪れた際にハマってしまったそうです。そして巨人の監督になってからは、キャンプ期間中は1ヵ月間毎日（！）「重乃井」から釜あげうどんの出前を取っていたんだとか。いくら美味しくても、1ヵ月間毎日食べるなんて飽きなかったのでしょうか？

現在ではどうかわかりませんが、かつては選手の昼食としても出前を取っていたようです。漫画「新・巨人の星」でも、練習中の昼食として選手たちが「宮崎キャンプはこれが楽しみ！」と言って、釜あげうどんを美味しそうにすするシーンがありました。

店内には長嶋氏、ご主人、女将さんが一緒に写っていた写真が飾っています。もちろん、他の選手たちの写真や色紙もたくさん飾られていました。

うどんの方はというと、麺は柔らかめ、ツユは甘めのダシで中には薬味や揚げ玉が入っています。麺をツユに付けて食べるのですが、具はないのにこれが旨い！このシンプルさがいいのでしょう。長嶋氏が毎日食べていたのもわかります。うどんを食べ終えたら、ツユを丼の湯に入れて飲み干すのが重乃井流だそうです。

「重乃井」の釜あげうどん

宮崎キャンプに行ったら、ぜひこのミスターが愛したうどんを堪能してください。きっとキャンプに参加した気分になれるはず（？）。ただし、昼食時は満員になることが多いので、時間は外した方がいいでしょう。定休日は、筆者が行った時は金曜日となってました。

場所はＪＲの宮崎駅から徒歩約20分。宮崎観光ホテルの近く、裏手通りにあるので見つけにくいかも知れません。宮崎市街を探索するつもりで行ってみてください！

2016年1月29日