どう過ごす？高速バスでの深夜の時間帯

コラム

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2013/12/18

充実したナイトライフのために

ほとんどの深夜バスは夜間走行中の消灯、窓のカーテンをしめること、スマートフォンなどの光漏れが禁止されています。せっかく自由に使えるたっぷりとした夜の時間なのにちょっともったいない気もしますが、しっかり睡眠をとりたいお客様もいらっしゃるのでどうぞ我慢をお願いいたします。とはいえ、「睡眠以外に何もできない」というわけでもありません。限られた環境の中で最大の楽しみを見つけることも深夜バスの楽しみ方のひとつです。

アメニティに凝る

バスを選ぶ際、しっかりとアメニティをチェックしていらっしゃいますか？小さなことのようですが、深夜バスのナイトライフを充実させるためにアメニティはとても重要です。もしバスに用意されていないアメニティがあったら、あらかじめ準備しておきましょう。たとえば「足が乗せられるような形のバッグ」と「汚しても構わないタオル」の組み合わせなどはなかなか強力です。寝る際、フットレストよりも一段足をあげるだけで寝心地は格段によくなります。
バス旅行に慣れた方はちょっとしたグッズをうまく使って、シートを最も自分が心地よい場所にするコツを熟知しています。就寝時間が近づいたらさりげなく周囲を観察してみるのも面白いでしょう。

音楽を聴く

もともと夜型の方は、夜行バスの就寝時間になってもうまく眠れないかもしれません。そういう際にぜひ凝りたいのがヘッドホンです。「深夜バスは道路の走行音やエンジン音があるから、少々音漏れしても大丈夫だろう）とはお考えにならないでください。ラッシュアワーの満員電車内でもヘッドホンからの音漏れは不快なものです。特に就寝中の方が多いバスの車内ではなおさらです。音漏れしやすいインナーイヤー型はできれば避けて、カナル式か、ちょっとかさばりますがすっぽり耳を覆う密閉型のヘッドホンを選んでいただけるとベストです。ただし密閉型と形状は似ていますが、間違って開放型ヘッドホンを選んでしまうと音が周囲にだだ漏れになってしまいますからご注意ください。
音楽を聴くのもよいですけれど、長時間をつぶすのに有効なのはラジオドラマや小説の朗読など「ストーリーのあるお話」です。ポッドキャストで面白そうなコンテンツを多めにダウンロードしておくのも有効でしょう。ラジオの深夜放送もしみじみ聴いてみると面白いものですし、お笑い芸人の漫才やコントなども楽しめます。ただし、いくらヘッドホンで音漏れに気を使っても「深夜にひとりで爆笑してしまう」などという事態だけは避けたいものです。音漏れどころの騒ぎではなく、その後の車内の空気が非常に微妙なものになってしまうかもしれません。

ワンランク上のバスを選ぶ

「移動費用の節約のために高速バスを利用している」という方にとって、料金は「安ければ安いほど良い」のかもしれません。しかしやはり料金を高めに設定してあるバスにはそれだけのメリットがあるもので、たとえばテレビや無線LANなどの設備を搭載したバスもあり、遮光性のプライベートカーテンで光漏れを気にせず好きなだけテレビや映画、ゲーム、インターネットなどが楽しめます（車内での利用ルールはバス会社の規定によって異なります。ご注意ください）。料金が高めといっても、飛行機や新幹線に比べればぜんぜんお得。ほんのちょっと予算を追加するだけで充実した一夜が過ごせる…と考えてみるのもよいかもしれませんね。

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