世界環境首都を目指すモノづくりの町。北九州市のオススメスポット5選

コラム

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2015/11/24

町の魅力を知ってもらおうとして、色々な取り組みをする地方自治体は多いです。B級グルメ「せんべい汁」で有名になった青森県八戸市や、サイクリストの聖地として、しまなみ海道のPRを進める広島県尾道市、Iターンによる若い人たちで活性化した島根県海士町（あまちょう）など。今まであったものを魅力的に発信するコトから、今までなかったものをゼロから創出するコトなど、方法は地方自治体によって違います。
今回紹介する北九州市は、世界の環境首都を目指すことを目標に掲げている町。そんな、モノづくりの町を目指す北九州市には、どんな工場や施設があるか気になるところです。オススメスポットを5つ紹介します。

1.新日鐵住金株式会社八幡製鉄所

工場見学
【住所】福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号
【TEL】八幡製鉄所　総務部　庶務室　広報サービスセンター
　　　　093-872-6105
【見学可能日時】平日　9時〜11時30分・13時分〜15時・15時〜16時30分
　　　中学生の時の社会で習った人も多いのではないでしょうか。福岡県北九州市にある製鉄所です。2015年7月に官営八幡製鉄所関連施設が明治日本の産業革命遺産として、世界遺産に登録されました。1900年前後に建設された旧本事務所、修繕工場、旧鍛冶工場、遠賀皮水源地ポンプ室の4つの施設が対象です。普段から生産活動を行っている工場内に施設があるために、一般には公開されていません。そのためバスツアーを利用しなければ施設内に入ることはできません。入館可能なのは旧事務所のみです。バスツアーのスケジュールには、遠賀皮水源地ポンプ室は対象外ですのでご注意ください。
他にも工場見学のサービスがあります。見学できるのは、鉄鉱石を溶かして鉄を造る高炉工場、鉄の塊をローラーで薄く延ばされていく様子が分かる熱延工場です。
所用時間は約90分になります。

2.TOTO株式会社　小倉工場

小倉第一工場見学
【住所】福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
【TEL】小倉第一工場　事務管理グループ
　　　　093-951-2053
【見学可能時間】月〜木曜日
　　　　　　　　9〜12時・13〜16時
八幡製鉄所以外にも有名なモノづくり企業があります。それは、北九州市小倉発祥であり、本社機能も小倉にあるのが「TOTO株式会社」です。衛生陶器や住宅設備機器を製造するメーカーであり、皆さんがよく目にするのトイレや洗面器を製造しています。ちなみにTOTOとは、創業当時の社名である東洋陶器＝Toyo Tokiの略名です。
なぜ小倉にあるかと言うと、3つの理由があります。
1つ目が、原料となる陶石（とうせき）が入手しやすいエリア。2つ目には、製造に必要な燃料（石炭）が取れる筑豊炭田が近かった。3つ目は、港が近いので物流効率が良いことです。小倉は、製造に適したエリアであることが分かります。
八幡製鉄所と同じく、工場見学が可能。小倉第一工場では、衛生陶器の製造過程、会社の概要説明の90分の見学コースがあります。

3.関門海峡

【住所】福岡県北九州市
【TEL】093-541-4189
この海峡は本州の山口県下関と福岡県北九州市を隔てた部分を言います。海の上には関門橋、海の下には関門トンネルがあります。反対側には山口県下関があるので、隣の県のグルメや観光もできるので、一度で二度美味しい観光スポットでもあります。
古くから交通の要所として発展した理由として、関門海峡が重要な役割を担ったきたことが伺えます。

4.門司港レトロ

【住所】北九州市門司区庄司町19-1
【TEL】093-322-1235
外国貿易で栄えた頃の建造物を中心にレトロ調に整備をされ、ホテルや商業施設として人気高い観光スポット。大正初期には日本の3大港（横浜・神戸）の一角として、国の特別輸出港に指定されるなど、重要な港として栄えていました。時代の流れとともに、石炭を取り扱う量も減っていき、次第に衰退していくことになります。現在は、新しく当時の景観を再現し、門司港レトロエリアとして生まれ変わりました。

5.ロボット村

【住所】北九州市八幡西区黒崎城石2番1号
【TEL】093-645-8801
【入館料】無料
モノづくりの楽しさや、凄さを伝えるために、株式会社安川電機が100周年を記念してロボット村をオープンしました。こちらの村は「ＹＡＳＵＫＡＷＡの森」「安川電機みらい館」「ロボット工場」「本社棟」「厚生棟」で構成されています。同社は、北九州市に本社があり、産業用ロボットを製造するメーカーです。
見学施設では、同社の主力商品である産業用ロボットや、将来の大きな需要が見込まれている介護用ロボットなど、未来に視点を置くモノづくりを見ることができます。

まとめ

地方には地方なりの目指す理想の町があります。地元の人たちにとって住みよい町を目指して、今よりも好きになってもらうことが大切です。町の強みを知るには、その町の歴史にヒントが隠されています。町を見ながら歴史を感じることができるような魅力的な町でしたら、他の人にも話をしたくなりますね。

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