乗る前に再確認を。「高速バスでのマナー」

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2014/01/10

夜行バスのエチケットを知っておこう

夜行バスに乗る際、皆が快適に過ごすためにはエチケットやマナーを守ることが必要です。ただし、これらのルールは暗黙の了解となっているものも多いため、運転手から十分に説明されないこともあるでしょう。夜行バスのエチケットについて紹介します。

リクライニングシートを使う時には気遣いを

夜行バスのリクライニングシートは、深く倒れるようになっていて、リラックスできるので便利ですよね。しかし、後ろの人の了解を得ないままいきなり倒すのはマナー違反。倒す時は、一言かけた方が良いでしょう。ゆっくりとリクライニングしてください。急に倒すとビックリさせてしまいますし、後ろの席の方が飲み物をシートに置いていたりすると、倒れてこぼれるかもしれないからです。また、倒される側も前の乗客と目配せしたり、返事をしたりすることも大切です。

消灯後には灯りに気をつけましょう

消灯前はカーテンの開け閉めも自由ですし、読書灯を自由に使えるバスもあります。携帯電話など電気機器の明かりを気にする必要もありません。しかし、消灯後は光をなるべく漏らさないようにすることが大切です。また、外の光を防ぐためにカーテンを閉める必要も出てきます。自分は気にならなくても、他の乗客のために、閉めておくようにしましょう。ただ、カーテンを仕切って個室にできるタイプの便もあります。これなら、光の漏れを気にする必要はありません。

音に注意

消灯後、なかなか眠れない時は音楽を聞いて暇をつぶしている人も多いかもしれません。しかし、そこで注意したいのが音漏れです。シーンと静まり返っている車内では、小さな音漏れであっても周囲に聞こえることがあります。睡眠の邪魔をしてしまわないためにも、使う前に一度イヤホンの音漏れチェックをしましょう。カナル型ならほとんど音漏れすることはありませんが、オープンエアー型は外部に音が漏れやすいです。普段聞いている音量にし、再生して耳から少し離して確認してみてください。これで漏れていなければ大丈夫です。また、グループで乗車した場合はついつい話してしまいがちですが、消灯後はひそひそ話でも周囲の方にとっては気になってしまいます。極力おしゃべりは慎みましょう。見落としがちなのが携帯のアラームです。目覚まし機能は忘れずに切っておきましょう。

飲食のマナー

夜行バス内は基本、飲食が自由です。ただし、においが気になるような食べ物はなるべく避けるようにしましょう。車内に匂いが充満して、気分を害する乗客が出るかもしれません。また飲酒は控えるようにしましょう。アルコールの匂いもありますし、酔っ払ってしまっては大変です。乗り物酔いの原因になることもあります。お弁当を開ける時のガサゴソ音、パリパリと音がするスナック類は、周囲の迷惑になってしまいます。深夜の食事はなるべく音が出ないものにしてください。夜行バスは深夜に走るものなので、車中の時間は睡眠をとるのが基本。できれば、身の回りのことは消灯前に済ませておきたいですね。周囲を気にかけることで、あなたも安心してご乗車することができるでしょう。