青森県 八戸市

青森南東部の港町「八戸市」

八戸市は太平洋に面しており、過去には水揚量が3年連続で日本一になるなど、全国でも有数の水産都市。
水産資源以外にも、国の史跡名勝天然記念物に指定されている「種差海岸」「蕪島ウミネコ繁殖地」「是川石器時代遺跡」「長七谷地貝塚」「根城跡」、国の重要文化財に指定されている「櫛引八幡宮」、国宝に指定されている「合掌土偶」と、歴史と自然両方の魅力をあわせ持つのも八戸市の魅力。
市章(市のマーク)は八戸市の前身である旧南部藩の「向鶴の紋」がモデル。
この向鶴の紋の由来には諸説あるが、南北朝時代に八戸で栄えた根城南部氏の10代目当主「南部光経」が、戦中に二羽の鶴と九つの星の夢を見た後に勝利することが出来たことの記念としてうまれたと伝えられている。市の花は「菊」、市の木は「イチイ(オンコ)」、市の鳥は「ウミネコ」。特にウミネコは「蕪島ウミネコ繁殖地」が世界屈指の繁殖地であるだけでなく、その場所が市街地であることが世界的にも非常に珍しいことから観光スポットとしても有名。
写真提供:八戸観光Navi( https://hachinohe-kanko.com/

八戸の気候

東京都心と比べると一年を通して降水量は少なめ、降雪量は多い。港町らしく風は強めで湿度も東京都心と比べると高い。気温は夏場でも最高気温の日平均が26℃前後と非常に涼しい。

天気

日照時間:年間合計 1881.2時間(1966.6時間)
降水量:年間合計 912.5mm(1781.5mm)
降雪量:年間合計 88cm(3cm)
湿度:年間平均 75%(68%)
風速:年間平均 5.1m/s(2.8m/s)
※()内は2015年の東京都心のデータ

気温

日平均 日最高平均 日最低平均
1 0.3℃ 3.8℃ -2.6℃
2 1.2℃ 4.6℃ -1.8℃
3 4.9℃ 9.5℃ 0.8℃
4 9.9℃ 15.2℃ 5.2℃
5 15.3℃ 21.9℃ 10.4℃
6 17.2℃ 21.9℃ 13.6℃
7 22.0℃ 26.3℃ 18.6℃
8 22.3℃ 25.8℃ 19.8℃
9 18.6℃ 22.6℃ 15.3℃
10 12.2℃ 17.6℃ 7.5℃
11 8.1℃ 12.1℃ 4.5℃
12 3.1℃ 6.9℃ -0.2℃

※ 情報元: 気象庁 / 期間:2015年

八戸の観光

八戸三社大祭

毎年7月末から数日に渡り行われるお祭り。八戸市の前身である八戸藩の時代に豊作を感謝しようと神社に神輿を渡したのがはじまり。はじめは「龗神社」のみであったが、後に「新龗神社」「神明宮」と増え、現在の三社大祭となった。見どころは豪華な装飾が施された「山車」の行進で、その数は数十にものぼる。装飾の内容も様々で実に個性豊か、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
※ 山車(だし)とは祭りの際に引く出し物のこと

八戸えんぶり

八戸三社大祭が豊作を祝うお祭りなのに対して、八戸えんぶりは豊作を願う伝統芸能。開催は毎年2月で期間中は連日各所で様々な舞が披露される。こちらも国の重要無形民俗文化財に指定されている。

種差海岸

太平洋に面した広大な海岸。そのエリア内には世界有数のウミネコの繁殖地である「蕪島」や、一帯に天然の芝生が広がる「種差天然芝生地」など八戸の海を感じることができる絶好のスポット。

観光スポットまとめを見る

八戸のグルメ

南部せんべい

南部せんべいは八戸藩時代の非常食が発展した郷土料理。八戸藩の領地は現在の青森県と岩手県にまたがっていたため、両県の名物と言える。良く耳にするせんべい汁のように食材として使うだけでなく、そのままお菓子として食べるために味付けしたものや、もっちりとした食感のもの、おこわを挟んだ惣菜風のものまで、その種類は実に多種多様である。最近ではピザ風にアレンジしたものまであり、進化がとどまるところを知らない八戸を代表する名物。

せんべい汁

今ではテレビなどの影響で全国的に知られている八戸の郷土料理。せんべいを汁物や鍋の具として醤油味などの出汁で煮て食べる料理。全国的にも珍しい「せんべいを煮る」という独特な食文化が楽しめる。

いちご煮

ウニとアワビを吸物にするというなんとも贅沢な逸品。果物のいちごは入っておらず、ウニの赤みがかった見た目がいちごに似ていたことが名前の由来。せんべい汁と並ぶ八戸を代表する郷土料理。

八戸の朝市

館鼻岸壁朝市

毎週日曜日限定で開催される朝市(1月〜3月上旬を除く)。出店数は300をゆうに超え、魚介類はもちろん野菜や果物などの食品から衣類品や雑貨までありとあらゆるものが揃う日本最大級の朝市。夜明けから午前9時まで開催されているので朝の散歩がてら立ち寄って朝食がご当地グルメを頂くのがおすすめ。

陸奥湊駅前朝市

毎週月曜日〜土曜日の午前3時〜正午に開催されている朝市。日曜限定ではなく場所もJR八戸線「陸奥湊駅」を出てすぐとアクセス良好。新鮮な魚介類や干物などの惣菜を自分の好きなように組み合わせてオリジナルの朝食を楽しめる。

銭湯

港町である八戸では漁から帰ってきた漁師向けに早朝から営業している銭湯が数多くある。そういった銭湯文化が今でも受け継がれており朝市に寄った後に銭湯でさっぱりして帰るというスタイルが八戸では定番。

八戸へのアクセス

「仙台」から「八戸」へ行く!

「JR新幹線 はやぶさ」を利用した場合

仙台駅 → 八戸駅 所要時間:約1時間20分 料金:9,080円

「ジェイアールバス東北 うみねこ号」を利用した場合

仙台駅 → 本八戸駅 所要時間:約4時間20分 料金:4,900円
※料金は時期やご乗車日によって変動します。

高速バスなら新幹線の約2倍安い!

  「仙台」から「八戸」行きの高速バスを探す
  「仙台」から「青森」行きの高速バスを探す

 
「東京」から「八戸」へ行く!

「JR新幹線 はやぶさ」を利用した場合

仙台駅 → 八戸駅 所要時間:約2時間50分 料金:16,090円

「オリオンバス OTBライナー」を利用した場合

東京駅 → 本八戸駅 所要時間:約9時間43分 料金:3,700円
※料金は時期やご乗車日によって変動します。

高速バスなら新幹線の約4倍安い!

  「東京」から「八戸」行きの高速バスを探す
  「東京」から「青森」行きの高速バスを探す

PAGE TOP